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夏も〝ALLクラーク国際〟で、今度こそ甲子園初勝利!

第94回選抜高等学校野球大会(阪神甲子園球場)1回戦に臨んだクラーク国際(北海道)は、2−3の延長10回サヨナラで九州国際大学付属高校(福岡)に敗れ、大会初出場初勝利はなりませんでした。1回表に左腕エースで4番の山中麟翔(りんと)投手(新3年)のセンターオーバーのタイムリー二塁打で先制。2回に逆転を許すも、3回表に2−2の同点としました。2回裏の途中からマウンドに上がった辻田旭輝(あさひ)投手(同)が、延長10回裏まで8回1/3を投げて11三振を奪う力投を見せましたが、最後はサヨナラ犠牲フライを浴びて力尽きました。
「ホームまでの距離は近い。行ける!(三塁走者をアウトにできる)」と確信し、レフトの藤野選手はフェアかファウルか微妙なフライを捕球し、バックホームしました。最初はまっすぐキャッチャーに向かっていたボールが、雨でぬかるんだ土の上でワンバウンドし、突然大きく右にそれました。その間に相手の三塁走者がホームイン。辻田投手の目から涙がこぼれました。「北海道のチームではありえないほどの(1000人規模の)応援がありましたし、家族も、友人も先輩も来てくれていました。チームの甲子園初勝利や(佐々木啓司)監督の3元号(昭和・平成・令和)勝利がかかっていて、『絶対に勝ちたい』という気持ちで挑んでいたので、悔し涙を流してしまった」。3回裏には相手の4番打者から、この日最速の143㌔直球で空振り三振を奪うなど、指揮官が「一番最高の出来」というピッチングを見せましたが、打線が相手投手をとらえきれず、無念の初戦敗退となりました。
それでも、昨年11月の明治神宮大会で1―5の敗戦を喫した同じ相手に対して、最後までどちらに転ぶかわからない試合をしました。辻田投手は「低めへの制球やストレートの伸び、変化球も低めに決まっていたので、そこが成長した点。甲子園は大きく見えましたが、慣れてくると楽しくて、神宮より緊張せずに投げられました」と、4ヶ月前からの進化を強調しました。「またみんなと一緒に帰ってきたい」と佐々木監督。そう、夏の聖地が、すぐそこで待っています。

【1回戦】延長10回
クラーク国際 1010000000 =2
九州国際大付 0200000001×=3
バッテリー
山中、辻田―麻原
二塁打 山中

力投する辻田投手 ©︎毎日新聞社
1000人を超えるクラーク国際の大応援団
IPU・環太平洋大学マーチングバンド部の友情応援
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