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新チームが1年生だけで初優勝!1期生の〝夢〟を継承し、〝挑戦〟〝達成〟へ!

第14回空知高等学校バレーボール新人戦が12月11日、北海道・妹背牛総合体育館で開催されました。今大会から新チームとなったクラーク国際(深川キャンパス)は、女子1回戦で岩見沢東高校、準決勝で滝川西高校、決勝で岩見沢緑陵高校と、難敵をすべて2−0のストレートで下し、大会初優勝を飾りました。2年生が負傷などで出場できない不利がある中で、1年生部員が結束。11月の春高バレー予選準々決勝で敗れて引退した1期生が記録した、2年前の準優勝を越えました。
決勝のマッチポイント。渡辺亜衣莉が上げたボールをセッターの小林花音がつなぎ、最後はレフトの加藤綸菜が豪快に相手コートに叩きつけました。サーブで相手の陣形を崩し、返ってきたボールを確実にレシーブし、セッターが正確に上げ、エースが決める。相手には2年生がいる中、1年生だけのチームが、このパターンを最後まで丁寧に続け、空知地区タイトルを手にしました。〝憧れ〟の1期生主将・塚原百惠(もえ)さんと同じように、1年生で主将を任される小林は、「昨日は緊張して眠れませんでしたが、今日はやっと寝られそう」と、優勝決定後にようやく表情を緩めました。
3年生在籍時もスタメンで活躍したWエースの加藤と久保花音を除けば、ほとんどが公式戦出場経験は、ピンチサーバーなどのワンポイントのみ。引退後も練習に参加する9人の3年生を相手に本気で紅白戦を戦い、約1ヶ月の短期間で力をつけました。掛屋忠義監督は「優勝したこと以外はすべてまだまだだが、勝ったことで、次は〝空知地区〟ではなく〝上(北海道大会、全国大会)を目指せる」と、苦笑いをしながらも、手応えを感じ取った様子でした。
得点が入るたびに、大声とオーバーアクションでコートの外から1年生を鼓舞した塚原前主将は「何度もコートに入りたくなりましたが、私たちが1年生の時とは比べものにならないくらい全員うまい。私たちがかなえられなかった全国の夢を、必ずかなえてくれるはず」と期待を寄せていました。

【試合結果】
1回戦 2(25−14、25−14)0 岩見沢東高校
準決勝 2(25−15、25−23)0 滝川西高校
決勝  2(25−16、25−18)0 岩見沢緑陵高校

【次の公式戦】
12月25日 全国私学大会北海道予選会(札幌)2回戦 VS苫小牧中央高校
※無観客で実施されます。

大会初優勝を決め、クラーク国際メンバーはニッコリ
久保はアタックを決め笑顔&ガッツポーズ
加藤は高い打点のスパイクで相手ブロックを撃ち抜く
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