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クラーク名古屋校では、非常勤を除くすべての職員が「学習心理支援カウンセラー」の資格を取得します! 

教育活動の中で三本柱と言われる「生徒指導」「教科指導」「進路指導」の中でも、学校生活に直結する生徒指導・教育相談のニーズが昨今増えています。 

 いじめ、不登校、発達課題のある子どもへの指導、保護者との連携、教員の多忙感の解消など様々な課題について、論理的なアプローチが必要とされています。 

 しかし、教育現場ではこうした問題に対して一個人の経験則に委ねられる 場合もあり、先生方が体系的に学ぶ機会は多くありませんでした。

一方で、教員の「生徒指導」の能力について、海外では多くの時間をかけて育成する取り組みを進めています。隣国韓国では60時間、シンガポールでは年間100時間などの時間が、先生の能力の育成時間に割り当てられています。こうした現状を鑑みて、「日本でも先生方が教科学習以外の指導でも論理的なアプローチを学ぶことができる機会を」というニーズに応えて作られたのが、「学習心理支援カウンセラー」です。 

そして教員研修は学校カウンセリングの第一人者で、広島大学大学院教授/学校教育学博士の栗原慎二氏が監修しています! 

栗原氏はこども教育支援財団ディレクター 県立高校で18年教員を勤めた後、広島大学にて生徒指導や教育指導の研究開発に従事され、学校カウンセリングの開発を目指されています。 

学習心理支援カウンセラーの研修とプログラムについて 

学習心理支援カウンセラーの研修会は、基礎課程36時間で得た知識をベースとして、心理・教育の理論を実際のクラス経営や保護者面談・授業などの場面で活かす実践課程研修が36時間、予防的観点・開発的観点から学校全体を巻き込んで指導をリードする指導主事クラスの力量形成を図る専門課程が30時間設定されており、最短4年間で137時間を越えるプログラムが組まれています。 

目次

「学習心理支援カウンセラー」カリキュラム・運営コーディネーターである茨木泰丈先生に詳しくお聞きしました。 

資格が生まれた経緯について 

茨木先生

「学習心理支援カウンセラー」は、学校カウンセリングの第一人者である広島大学の栗原慎二教授と共同で開発したこども教育支援財団の研修制度です。専修学校開校当時は、中学校で不登校を経験した生徒など、様々な事情を抱えた生徒の対応に課題を抱えていました。学習の習熟度も、中学 校での経験も多様な生徒たちを、同じ学級の中でそれぞれの課題に合わせて指導するというのは、ベテランの教師にとっても難しいことです。そこで、私たちこども教育支援財団が、先生方 が抱える課題に論理的な手法を加えられるよう、体系的に学べる仕組みとして「学習心理支援カウンセラー」研修を提供することになりました。クラークに入職した先生方は、入職初年度に1年かけてこの基礎課程の研修を受けていただくことになっています。先生の研修にこれだけのことをやっている学校は、ほとんどないと思います。 

先生の実力を引き出すために 

茨木先生

先生方のお話を聞くときによく出てくるのは「一生懸命いい教育活動を行ったとしても、うまくいくときとうまくいかないときがある」といった悩 みです。教育のセンスがあっても、それを自分で理論的に解釈できないと、どうしても経験だけに頼ってしまい、安定的な実力を出せません。「学習心理支援カウンセラー」の研修で、子どもの様子に気づき、行動を解釈し、目標や計画を立てて実践を行うという論理的なアプローチを学ん でいただくことで、良い教育成果を出した時に「なぜそうだったのか」という腑に落ちる経験が得られるようになります。 

先生の実力を引き出すために   

茨木先生

長年、クラークの先生たちに「学習心理支援カウンセラー」の研修を受けていただいていますが、クラークの先生たちは、研修に対する意欲が非常に高く、「生徒一人ひとりを伸ばす」という理念に共感した先生方が集まっているように感じます。この研修を受けて学んだ先生方は、子どものSOSに気づく力が大きく伸びます。「先生方が見てくれている」という実感があるから、生徒たちにとってもクラークが安心して勉強できる場所になって いるのだと思います。

クラーク名古屋校では、個人の勘や経験のみに頼るのではなく、しっかりとした理論に基づく生徒理解のうえに立ち、生徒の皆さん一人ひとりと真剣に向き合っていきたいと思います。また、さらに上級の「実践課程」「専門課程」を取得、あるいはチャレンジしている向上心の強い教員もたくさんいます!是非ともクラーク名古屋校の教員たちに会いに来てください!

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