【学習】一番気体が発生するのはどれ?酵素の反応を見てみよう!生物基礎実験
クラーク名古屋校では通常の教科指導の中でも、協同学習や主体的な学びを促していきます。
理科の授業では簡単な実験を通して、理科的な考え方を学ぶとともに、思考力を鍛えていきます。
今回は生物基礎の中で酵素の実験を行いました!
酵素とは、簡単に言うと化学反応を手助けしてくれるもののことを指します。例えば、消毒液を傷口につけると泡が出ますが、あれも血液に含まれる酵素が反応を手助けしたためにおこる現象です(過酸化水素から酸素が発生する反応)。
今回は、消毒液の成分であるオキシドールをいろんなものにかけて気体が発生するか?という実験を行いました。教科書に載っている代表的な例は生レバーですが、それを冷凍したら?茹でたら?反応はどうなるか?ほかの食材では?それを生徒自身で考えて、その様子をくまなく観察します。
たくさんの気体が!生レバーには過酸化水素分解酵素であるカタラーゼが大量に含まれているため、しっかり反応が見えます。
左から冷凍したレバー、ニンジン、何も入れていないものです。
冷凍すると酵素は機能しなくなり、反応しなくなります。
また、よーく見ていただくとニンジンからも少し気体が出ていることがわかるでしょうか。ニンジンにもこの酵素は入っています!
実験を動画に撮る生徒。あとから見返すことができるのは今の時代ならではですね。
他にも外に落ちている石を入れてみたり、大根を入れてみたり・・・
色々試すことで生徒の知的好奇心を刺激しつつ、学習を進めてもらいたいと思います!