【PBL授業】シヤチハタ株式会社と産学共同授業。スタンプの新しい価値創造のプロジュクト型学習!
シヤチハタ株式会社とスマートスタディコース2拠点が共同授業を実施
2021年度から開講している「スマートスタディコース」を設置している2拠点(CLARK SMART名古屋、クラーク記念国際高等学校 岐阜駅前キャンパス)が、シヤチハタ株式会社とスタンプの新しい価値創造をテーマに産学共同授業を行なっています。
「スマートスタディコース」は、オンラインと通学の2つの学びのスタイルから、自分らしい高校生活が実現できるコースです。自ら問題を発見し、解決する能力を養うための学びをコースの柱として、企業との連携や著名人とのプロジュクト型学習を行なっています。
授業の概要
今回のプロジェクト型学習は、ペーパーレス時代における、デジタルスタンプの新たな活用法の提案をシヤチハタ株式会社の社員の方々に行いました。
全10回のプログラムで構成されたこの学習は、オンラインとリアル対面形式で行われました。第9回目となる2月15日(水)の授業は、プログラムの集大成として、シヤチハタ株式会社(本社:名古屋)で最終プレゼンテーションを実施。生徒自身がリサーチや分析、自分の着想を伝えるパワーポイントを準備、4つのグループに分かれて発表を行いました。
プレゼンテーションがスタートする前、グループの仲間と「読み上げシュミレーション」を行って最終確認をする生徒、目を閉じて気持ちを落ち着かせている生徒、様々な表情を見ることができました。
各チームのプレゼンテーションの概要
・CLARK SMART名古屋 「Aチーム」
ゲームスタンプラリーとボラティア活動を融合したアプリケーション。ボランティア活動をポイント制として、ゲーム世界でそのポイントを活用できるもの。ボランティア活動の活性化を目指すもの。
・CLARK SMART名古屋 「Bチーム」
テーマ「推し」※。「推し」とプリクラ撮影ができ、そこでしか手に入れられない「推しのサイン」などの付加価値が得られるもの。モバイル機器に「推し」のAIスタンプ作成機能を追加して、「推し」との関係を特別なものとする。
※主にアイドルや俳優について用いられる日本語の俗語。人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物を指す。
・CLARK SMART名古屋 「Cチーム」
「図や表が上手く書けない」を解消するアプリケーション。時間がかかる図表の制作をスタンプで解消するもの。また教員と生徒、上司と部下などの関係で使用できる「ボイス付きスタンプ」の提案。
・クラーク記念国際高等学校 岐阜駅前キャンパス
QRコードのデジタルスタンプ化の提案。視覚的に同一となるQRコード。差別化と視認性をあげるため、QRコードにイラストなどを組み込んだ「デジタルスタンプ」を提案。
生徒インタビュー
プロジェクト型学習に参加した感想を教えてください。
私にとって初めての学びのスタイルでした。グループワークなので意見の不一致などもあり、「難しいな」と思う場面もありました。でも、企画を組み立て、まとめる作業の中で、みんなの意見を1つにできました。そして、何よりも仲間と「仲良く」なれました!
CLARK SMART名古屋 河合さん
プロジェクト型学習に参加した感想を教えてください。
自分の考えていることを「言葉にすること」「形にすること」の重要性を実感できました。このプレゼンテーションとパワーポイントによる資料作成を通して、自分の思考を再認識をすることにつながりました!
CLARK SMART名古屋 粕谷さん
教員インタビュー
プロジェクト型学習で生徒に伝えたことは何ですか?
生徒たちにはプレゼン資料を作成する前に必ず、企業を「よく知ること」の重要性を伝えています。企業HPを見るだけではなく、自分たちの視点で企業や製品について徹底的にリサーチすることが必要です。そうすると生徒たちは企業に親近感を持ち始め、企業を好きになってきます。その企業への「思い入れ」こそ、新しい「価値創造」の第一歩だと考えています。
CLARK SMART名古屋 新開先生
シヤチハタ株式会社からお言葉
生徒さん達のプレゼンテーションを見て、「伝えたいと」という思いを感じることが出来ました。「好き」の思いが商品につながる、そういった「好きこそ物の上手なれ」の原点を見せてくれました。
シヤチハタ株式会社 執行役員 経営企画担当 林様
シヤチハタ株式会社について
1925年乾かないスタンプ台、万年スタンプ台で創業し、1965年にはポンポン押せるスタンプ「Xスタンパー」を開発。ビジネスからご家庭まで広くお使いいただいています。現在では、捺印分野だけでなく、筆記具やステーショナリーなどの文具全般、さらには電子印鑑などのデジタル分野のサービスにも取り組んでいます。「社会が望む『便利』『楽しさ』『安心・安全』を世界へ」を企業理念に据えて、これからもユーザーに寄り添って社会が望む“しるしの価値”を世界へ提供していきます。
編集後記
生徒の取材に行かせていただくたび、その日が待ち遠しく「ワクワク」して心待ちにしています。それは取材を通して、生徒たちの「ワクワク」に出会えるからです。夢を見つけ、学習の意味を知っている生徒たちの顔は、いつも私に元気をくれます。今日もそんなクラーク生に出会うことができた日でした!ありがとうございました!
クラーク国際 広報制作チーム
最後にプロジェクト型学習の紹介
クラーク国際のスマートスタディコースのプロジェクト型学習にご興味ある方は是非、下記をご覧ください。