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【授業風景】探究国語の授業で思考力を育む授業~ジグソー法バージョン~

柏キャンパスの授業には、社会で役立つ6つのスキル(主体性・協働性・多様性・思考力・判断力・表現力)を育むための工夫が凝らされています。

 国語の授業では、ジグソー法を用いて、宮沢賢治の『永訣の朝』という作品について読みを深めました。

ジグソー法とは
テーマや課題について、役割分担をして調べ学習を行い、自分が調べた内容を教え合う学習方法です。自分の受け持ったパートを責任もって調べる、他のメンバーに説明することを通じて、学習効果を高められる、また自主的に考える力や積極性、協調性も養うことができます。

今回のテーマは、「とし子が「雪のひとわん」を頼むことで、なぜ賢治の「いつしやう」があかるくなるのか。」でした。

 3グループに分かれて、「作者の妹に対する思い」「作中の描写表現」「賢治が大切にした仏教の教え」のそれぞれの方面から考え、そこで出た意見を最後に合わせて、自分の考えをまとめました。
初めは自分の意見を何も出せなかった生徒も、最後にはしっかりと書けていました。それもただ何となくそんな気がするという意見ではなくて、賢治ととし子の兄妹愛についてや、仏教の考え方、二人の理想とする人生観なども踏まえたうえでの意見が書けていました。

今回の学習を通して、協働性・思考力を育みながら、新たな視点にも気づけたと思います。様々な視点から物事を考える思考力が育めたので、これからもこういった力を活かして、国語だけに限らずどの科目でも学びを深めていきます!

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