【パフォーマンス専攻:中学生にとどけ!~中学校訪問公演~】
◆姪浜中学校訪問公演
先日、パフォーマンス専攻演劇部は福岡市立姪浜中学校で、訪問公演を行いました。のべ850名あまりの中学生に公演を届けることができました。今回はその様子をお伝えしたいと思います!
◆中学校公演に至るまで
ありがたいことに、姪浜中学校PTA及び姪浜中学校のみなさんからのお声がけで今回の中学校公演は実現しました。かねてから大会だけでなく、さまざまな会場や劇場で公演を行うことを目的としている当校演劇部は中学校での公演に色めき立ちました!本番までの期間に打ち合わせや、下見などを密に行い今回の演劇公演が実現しました。演目は2023年度の演劇作品「ブギちゃんはそまらない」です。
発表から数回の公演を経ていますが、今でもSNS上で取り扱われている同作品。部員たちは中学生にどう受け止められるのかドキドキしながら準備しました。
◆ついに開演!「ブギちゃんはそまらない」姪浜バージョン!
1・2年生500名へ向けた公演、そして3年生300名に向けての計二度の公演を行いました。沢山のお客様を前に緊張しながらも一生懸命に公演を行った部員たち。公演後には割れんばかりの拍手をいただき、最後には感謝のお言葉とお花までいただきました。また、カーテンコールとともにご挨拶をさせていただいた部長の大場君が「高校に進学して初めて演劇に触れた時分だけど、どうなるんだろうと最初は不安だらけでした。でも三年生になった今、僕は主役として皆さんの前に立っています。好きなことをやり続ければどうにかなるし、一つの夢をかなえることができました。」という言葉に、中学生たちも目をキラキラさせて聞き入っていました。演劇っていいですね。
◆公演後の交流といただいたアンケート
公演後、姪浜中学校のみなさんのご厚意で『学校給食』をごちそうになりました!実は当校演劇部の中には中学校にあまりいけなかった子もいます。また中学校時代につらい経験をしている生徒も。その生徒たちからの要望で、無理を言ってお弁当ではなく、学校給食を食べさせていただけないかとお願いしました。姪浜中学校のみなさんに快諾をいただき、久しぶりの学校給食にみんな楽しそうでした。中には給食係をやるために自宅からエプロンや布巾を持ってきていた生徒も、みんな楽しそうですね。
寒さも吹き飛びました!
また、公演後にのべ700近くの感想アンケートが寄せられました!その一部を公開したいと思います。
〇好きなことに夢中になることはとても良い事なんだなと思いました。人それぞれの個性をありのままに表現しているのがいいと思いました。素敵な劇をありがとうございました。
〇辛いことがあって挫折した主人公が、どんどん立ち直っていく姿に心が打たれました。僕は高校で好きなことを追求していこうと思います。本当にありがとうございました。
〇蛙化現象や自律性調節障害など現代に近いテーマと昭和に似たレトロな雰囲気が入り混じって不思議な世界観が演出されていてすごいなと思いました
〇全体的に作品のストーリーが面白かったです。演劇部の皆さんの演技力の凄さに圧倒されました。中でも赤い女の田中さんが目立っていたし、シンジロウ・サワンやブギちゃんの発声が素晴らしかったと思いました。あと個人的にオフトンスキーが最高でした!本当に大好き。三毛猫又のマタコさん、清川のお頭、シンジロウのねーちゃんもイイ味出してたと思います。登場人物がみんな個性的で面白い!本当に最高の演劇でした。
他にも沢山の好意的なアンケートをいただきました。ここには掲載できませんでしたが、かなり長文のファンレターもいただき、部員達も大変喜んでいました。姪浜中学校のみなさん!本当にありがとうございました!
◆パフォーマンス専攻の目指すもの
2021年に全国優勝を果たしてから、パフォーマンス専攻ではたくさんのお客様に自分たちの演劇を届けたい、マイノリティーに寄り添う演劇を広めたいという一心で活動してきました。その甲斐もあり、今年度は韓国、大阪、福岡は久留米市、中央区、そして中学校公演と様々な会場やイベントに参加させていただき、年間5000人のお客様に自分たちの表現を観ていただける活動ができました。あなたもパフォーマンス専攻に入学して、一緒にたくさんのお客様とたくさんの物語を紡ぎませんか?