【キャリア学習】クラーク国際広島の2年生が外国人向け地図づくりに挑戦~テレビ取材も!~
クラーク国際のプロジェクト型学習では、仲間とチームを組み、すぐに答えが見つからない“答えのない問い”に対してチームで役割分担しながら、協働して解決していく授業を展開しています。これらの学びを通じて身につくのは、「やりぬく力」や「協働する力」といった、主体的に自立して学ぶために必要となる力。クラーク国際では、こうした“社会に通用する力”と確かな学力の両方を伸ばし、未来を自ら切り拓き、力強く生き抜くことのできる力を育みます。
今回は1年生から2年生にかけて展開される「キャリア学習」の授業での取り組みです!
6つのスキルを育成する「キャリア学習」
キャリア学習Ⅰの授業では、「主体性」「多様性」「協働性」「思考力」「判断力」「表現力」の6つのスキルの育成に取り組むため、自身のこれまでを振り返り、将来どうなりたいかを考える「私の大志」を考えます。
2年生が行ったキャリア学習Ⅱでは、リアルな課題に向きあう問題解決型学習を行います。
今回のキャリア学習Ⅱは8月に広島で開催されるWCCEに合わせて、広島のまちのマップ作製を広島大学の匹田先生と協働して「100メートルマップ作製プロジェクト」として実施しました。
今回の連携先WCCEとは?
WCCE(World Conference on Computers in Education)とは、情報教育および教育へのデジタル技術利用に関する代表的な国際会議のことです。この国際的な会議が8月21日~8月24日に広島の国際会議場で実施される予定です。
マップ作りの学習目的について
WCCEのプログラムの一つとして、多くの外国人研究者の方々に初めて訪れる広島の魅力を感じてもらうために飲食店ガイドを実施し、そのガイドの際に重要となる情報を入れたマップを作製することが今回のプロジェクトでした。
今回のプロジェクトでは、初めて広島に訪れる外国人だけでなく
・ヴェジタリアン
・ヴィーガン
・車イス利用者
などの多様な背景を持つ方々と広島のまちを歩く際に、安心できるための情報をまとめ、表現することが目的です。
実際の活動について
広島大学の匹田先生率いるゼミ生のみなさんとクラーク国際広島の総合進学2年生とでプロジェクトを実施!
初めは、生徒に「自分たちが住む広島の魅力ってどんなものがあるかな?」という問いから、生徒たちにとっては自分たちの学校があるまちに、どのような魅力があるのかを改めて考えました。
一人では気づけないことについてもグループ活動を通して、これまでに学習した力を発揮し、マップに掲載する情報について決定!
「その魅力や誰もが見て伝わりやすいマップってどんなものかな?」という問いかけに対しては、生徒たちは主体的に考え、より伝わりやすいマップを作製するために試行錯誤しました。
さらにフィールドワークも実施!店舗へのインタビューや実際にまちを歩いて気づいたことを整理しました!
インタビューは、今回の目的でもある多様性に配慮しているかどうかに重点を置いて「ヴィーガン食を提供しているのか」「車いすに対応しているのか」「英語に対応しているのか」などの質問をしました。生徒はフィールドワークを通して、生徒たちは普段とは違う視点でまちを見つめ、様々な発見をしました。
活動最終日には、これまでの自分たちの調査やフィールドワークを通して発見できたことを含めて、よりよい地図の完成を目指しました!また、単に地図を作るだけではなく、裏面に店舗のより具体的な情報を載せ、使う人がより快適に使うことも意識して作りました!
さいごに
クラーク国際広島では、プロジェクト型学習として未来に向けた力を育むキャリア学習の授業を実施しています。この学びを通じて、主体性・協働性・多様性・思考力・判断力・表現力の6つのスキルを身に付くことができます。今回のプロジェクト(キャリア学習Ⅱ)では、6つのスキルの中でも特に多様性をテーマにしたものでした。このプロジェクトをきっかけに生徒一人ひとりの将来のキャリア形成に繋がっていき、社会で通用する力を身に付けていきます。