【特別活動】広島大学大学院匹田先生による特別授業!『SNS時代のメディアリテラシー』を実践を交え解説!
クラーク国際広島では、社会貢献ができる生徒の育成を目指し、主体性や多様性、協働性などの数値で計れない非認知能力を高めることを目的とした様々な特別活動に取り組んでいます。今回は、広島大学大学院の匹田先生による特別授業の様子をご紹介します!
今回の内容は!?
今回は昨年度も実施した「広島大学・慶応義塾大学・スマートニュース研究所」協働研究で開発中のSNSシミュレータを使った授業です。実際に生徒はシュミレーターを使用し、SNSで拡散されるニュースが信用できるのか?できないのか?拡散するのか?しないのか?などゲーム感覚で楽しみながら『SNS時代のメディアリテラシー』について学びました。
まずは自己紹介から
授業開始前にまずは、匹田先生から自己紹介がありました。総合進学コースの3年生は昨年度『外国人向けマップ作り』で多く関わってきたため、慣れ親しんだ様子で聞いていましたが、他の学年の生徒はまだまだ緊張した様子で聞いていました。
昨年度取り組んだ『外国人向けマップ作り』の様子は下記からチェックできます!
「コミュニケーション」の知識を深める。
まずは知識の確認!コミュニケーションは「情報の送り手が表現し、受け手が解釈することで伝わる。伝達手段が言葉や文字の違いがある。」ということ教えてもらいました。
生徒たちは集中して一生懸命聞いている様子が伺えました。
「SNSを活用したコミュニケーション」の課題
コミュニケーションとは何かを知ったうえで匹田先生から、以下の問題提起をされました。
- 自分が正しいと思ったものは、相手も正しいと思うのか?
- 自分はフェイクだと思ったものは、相手もフェイクと思うのか?
- ミス・コミュニケーションを防ぐには、どうすればいいのか?
「SNSシュミレーター」を体験
実際に教室内でどの程度考え方が違うのかということSNSシュミレーターを使って確かめました。シュミレーターはSNSに投稿された記事を見て、『信頼度』と『誰にシェアするまたはシェアしないか』という項目を選んでいきました。
結果を発表!
最後に、SNSシュミレーターの結果を発表!同じ記事を見ているのにクラス内だけでも、信頼度やシェアするかしないかには、大きな違いがありました。
SNSにはフェイクニュースがあることや友達がシェアしているから信頼できるわけではないなどのことを生徒は再認識した様子でした。
今回学んだ大切なこと
シュミレーターの結果から、同世代の人でも考えが異なることや意見が食い違うことが多くあることがわかりました。このことから匹田先生は以下のことを生徒へ伝えてくれました!
- 違う意見とどう向き合っていくのかということ
- 会話(仲のいい友達とのコミュニケーション)より対話(大人や外国人など異なる価値観を持つ人とのコミュニケーション)をたくさんすること