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【夏の甲子園】通信制高校初!悲願の一勝!

クラーク国際が4度目のチャレンジで甲子園初勝利!佐々木監督が3元号勝利達成!

第105回全国高等学校野球選手権1回戦が8月8日、阪神甲子園球場で行われ、今大会7年ぶり2度目出場のクラーク国際が7ー1で前橋商業高校を下し、春夏通算4度目の挑戦で、初の甲子園勝利をつかみました。3回表1死二塁のチャンスに、1番バッター鈴木左翼手(2年)がライト前にタイムリーを放って先制。その裏に一度は同点に追いつかれましたが、7回表に相手のタイムリーエラーで1点を勝ち越すと、8回表には、打者一巡の猛攻で5点を挙げて、試合を決めました。

右のエース新岡歩輝投手(3年)は、10安打を浴びながらも、決定打を許さない粘りの投球で121球1失点完投。待望の自身甲子園初勝利は、北北海道代表としては11年ぶり、北海道代表としても7年ぶり、そして通信制高校としては初の甲子園白星となりました。新岡投手は「ランナーが出ても、『冷静に、冷静に』と言い聞かせて投げました。初戦を突破できて、最高にうれしい」と笑顔。そして、創志学園系列のIPU・環太平洋大学や創志学園高校のマーチングバンド部も加わった勇ましい演奏に「あのアルプスでの応援が(マウンドから)見えて、非常に力になった」と、感謝を口にしました。

昭和・平成に前任校の指揮官として春夏通算9勝を挙げている佐々木啓司監督(67)にとっては、記念すべき10勝目が、令和も含めた3元号甲子園勝利となりました。廃校になった前任校からクラーク国際に移り、たった9人の選手で創部した野球部は、今年がちょうど10年目のシーズンです。2008年夏の甲子園の2回戦以来15年ぶりの白星を手にした名将は「(クラーク国際の)1番最初のチームを思い出して、『ここ(甲子園初勝利)まで来たんだな』と。ホッとしました」と、優しい目で話しました。2014年の春、最初の練習試合では、整列や挨拶の方法から指導せざるを得ませんでした。代を重ね、力強さを増したチームは、約9年4ヶ月で、甲子園出場9回を誇る名門・前橋商業高校に勝ち、2回戦に駒を進めました。

次戦の相手は花巻東高校です。「良いバッターがたくさんいるので、しっかり抑えられるように頑張りたい」と新岡投手。クラーク国際野球部の歴史を塗り替えた右腕の背中に向けて、次も熱い声援をお願いします!

三浦雄一郎名誉校長(90)

「強い相手に、よく頑張った。半年間雪に埋もれている深川で、選手たちはよくやり抜いた。堂々と、どんなことがあっても攻め抜くという姿勢が、最後までみえました。新岡くんは、ランナーを出しても、安心して見ていられました。高校生の投手の中では、抜けた力があるのではないでしょうか。野球部発足から10年目。これまで支えていただいた皆様に、心から御礼申し上げます」

【クラーク国際の甲子園成績】

2016年夏●3ー5聖光学院高校(福島)

2022年春●2ー3九州国際大学付属高校(福岡)

2023年春●1ー3沖縄尚学高校(沖縄)

2023年夏○7ー1前橋商業高校(群馬)

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