【学習】 主権者教育 ~クラーク・マニ研モデルで生きた政治教育を体験~
クラークでは、「早稲田大学マニフェスト研究所」と協力し、有権者となる生徒達が政治や選挙への関心を高め、市民と政治との関わりを学ぶための教材「クラーク・マニ研モデル」を開発しました。この教材を使い、教員の思想などに偏らず、中立性・公平性に重きを置いた主権者教育を行なっています。
札幌大通校では、3年生を対象に、10月27日に投開票が行われた「第50回衆議院議員選挙」を題材に、この「クラーク・マニ研モデル」を使った主権者教育を実施しました。
「クラーク・マニ研モデル」は、大きく分けて事前学習・模擬投票・事後学習の3部で構成されており、事前学習と模擬投票を、実際の選挙の開票までに行います。事前学習では18歳に引き下げられた選挙権についてグループで考え、若者が投票に良くことの重要性について、仲間と話し合う姿がみられました。
模擬投票を終えた生徒たちは、実際の選挙結果と自分たちの模擬選挙結果を比較するワークを行いました。実際に当選した人たちと自分たちの結果から投票率の高い候補者が違うことが明らかになり、グループ毎にその理由を検討していきました。あるグループでは、今回の選挙の投票率が60代以上の投票率が高く、投票者数でも比べてみると10・20代の総合的な投票者数より60・70代以上の投票者数が多いことがわかりました。その結果を踏まえて自分たちの候補者の選び方と60代以上の世代の候補者の選び方に相違があり、模擬選挙と現実の結果が異なったのではないかと考察していました。