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【クラーク芦屋】卒業生 答辞

 

暖かい陽の光が降り注ぎ、桜のつぼみも膨らみ始め、春の訪れを感じる今日、私たち31期生は卒業の日を迎えました。

本日はお忙しい中、私たちのためにご臨席くださいました皆さま、誠にありがとうございます。

私は、高校2年生の時に専修学校クラーク高等学院芦屋校に転校してきました。生徒会長として私を支えてくれた生徒会執行部のみんな、クラーク芦屋校の在校生みなさんが、支えてくれたおかげで私は生徒会長を最後まで務めることができました。ありがとうございます。クラーク高校での学校生活において、私はただ勉強をする場ではありませんでした。自分自身を見つめなおし、新しいことに挑戦する勇気を持ち、時には失敗から学ぶ場でした。31期生の皆さんもそうではなかったでしょうか。今までの人生の中で色々な経験をし、乗り越えてきたと思います。きっとここでの経験は、これからの人生で必ず役に立つことだと私は確信しています。

高校3年生では高校生活最後の学校行事ということもあって、それぞれの行事にみんなが一生懸命取り組んでいました。そんななかで私が一番印象に残っていることは体育祭です。体育祭はどのクラスも「優勝」という目標に向けて1つになり取り組んでいました行事です。体育の授業では競技の練習をする中で作戦を考えたり、それぞれの競技において誰が向いているかをみんなで話し合ったりしながらメンバーを決めていきました。1つの競技に対して複数の立候補があった時にはクラス全員で対決し対等に勝負しました。体育祭当日もすべての競技をみんなで応援し、練習から当日までクラスが1つになっていることを感じていました。私たちのクラスは見事優勝を果たすことができ、みんなで喜び合ったことがいまでも目に浮かびます。この時に、私は31期生のみんなと過ごすことができて良かったなと思いました。

在校生の皆さんに、私から伝えたいことがあります。これからの高校生活の中で、乗り越えなければいけない大きな試練や、辛いと感じることは少なからずあると思います。様々な背景を持った人たちがクラーク高校に入学されていると思います。私も、その一人です。私自身もクラーク高校で登校することが辛く、逃げ出したくなることがありました。しかし、いま振り返ってあの辛かった日々を思い返すと、あのとき乗り越えることができて良かったなと考えます。辛いときはぜひ、先生に相談してみてください。どれだけ多くのことを失敗しても先生方は私を見捨てることはありませんでした。先生は私たちの味方です。高校生の今だからこそ、先生方の力を借りて多くのことに挑戦してみてください。きっと、みなさんの明るい未来や希望の光になると思います。

 

 卒業生の皆さん、卒業は新しいスタートを意味します。明日からは、それぞれが歩いていく道は違いますが、私たちがクラーク高校で学んだこと、深め合った絆はこれから先、進む場所でどんな困難にも立ち向かう力を与えてくれると信じています。どんな時でも、前を向いて、気を強く持ち未来に向かって進んでください。自分自身を大切に、そして周りの人々を大切にしながら次のステージへ進んでいってください。

 最後に私たちを支え、導いてくださった保護者の皆様に心より感謝申し上げます。3年間毎日私に毎朝お弁当を作ってくれたお母さんのお弁当は、学校生活を送る上で欠かせないエネルギー源でした。私のどんな決断にも寄り添ってくれたお父さん、私に考える時間をありがとう。自立するまでこれからも迷惑をたくさん書けると思いますが、これからもよろしくお願いします。

 

学校生活を支えてくださったすべての方々に改めて御礼申し上げると共にクラーク芦屋のますますの発展を心より祈願して答辞とさせていただきます。

令和7年3月7日

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