明けましておめでとうございます。
皆さん、「念ずれば、花開く」という言葉を知っていますか。
この言葉は、熊本県出身の詩人、坂村真民(さかむら しんみん)の詩の一節に出てくる言葉です。「念ずれば、花開く」これは、ただ念じていれば、じっとお願いをしていれば、夢がかなうという意味ではありません。
この言葉の本当の意味は、何事も一生懸命に祈ると同時に努力をすれば、自ずから道は開ける、夢や目標が叶う、という意味です。また、「念」という字を分解すると「今」と「心」になります。
これは「目の前にある事を一生懸命やる」ということです。
「念ずれば、花開く」という言葉の裏には、「今」をたいせつにして生きないと、花は開かないという意味もあるのだと思います。
「今」をいい加減に生きると、次の瞬間もいい加減となり、いい加減な生活しか送れないことになってしまうのではないでしょうか。
それは決して、いつもどんな時も緊張して生活を続けることではなく、リラックスする時には思い切ってリラックスする、「今」に、けじめをつけて生活することだと思います。
令和7年のスタートにあたり、みなさん一人ひとりが新たな決意や目標をもっていることと思います。
「今」を大切にし、より良い生活を目指していきましょう。
令和7年 1月1日 豊岡キャンパス長 安田五武