【学習・教育】AIによる絵画や小説は芸術作品と呼べるのだろうか?〜3学年理系「AIリテラシー」〜
クラーク国際では、生徒の力を伸ばすために様々な教育活動を行っています。その中の一つに探究学習があり、教科の学習においても取り入れています。
学力だけではなく非認知能力(主体性や思考力、表現力など)を育成する教育を全国で展開しています。
今回は厚木キャンパスの授業の様子をお届けいたします!
世の中ではAI(人工知能)と呼ばれる技術が発達し、社会に応用されるようになりました。しかし、人工知能が進化しても正しい理解で正しく活用されないと、より良い社会に繋げることは難しいという考えもあります。そのため、これからの社会ではAIを正しく活用する力が求められているといえます。
3学年の理系専攻ではAIリテラシーについて学習しています。今回は「AIによる絵画や小説は芸術作品と呼べるのか」について、討論を行いました。
授業の最初では知識をインプットする時間として、AIの具体的な利用例や導入する際の注意点、利用する上での原則について動画を視聴しながら学習しました。後半では、各班に分かれて学んだ知識を活かした討論を実施!
芸術作品だと考える側としては、人を感動させられるものは芸術である、閲覧者の解釈により価値が生まれる、AIにしかできない作品表現もある等の意見が、芸術作品ではないと考える側としては、学習データの考え方や価値観等が反映されてしまう、AIによる模倣である、創作者に対する倫理観等の意見が出ました。そもそもの芸術作品の定義や人間としての捉え方等様々な観点から探究し、白熱した討論となりました。
この活動を通して、AIについて学習するだけではなく、物事を多面的に捉える力や自身の意見を表現する力を身につけてもらえたらと思います。