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【グローバルコミュニケーション専攻】現パラ陸上選手による講演会を実施しました!

開発途上国を舞台に社会課題の解決に取り組んでいるICNet株式会社との連携による、スポーツをツールとした社会課題解決型学習に取り組んでいます。ラオスにある障がい者への偏見を解消するために、生徒主体で誰もが一緒に楽しめる「新しいユニバーサルスポーツ」を開発し、実際に現地に渡航し、スポーツイベントを主催していきます。昨年度は開発がメインでしたが、今年度は実践と改良をメインに活動していきます。そして、この取り組みを通して、「課題解決力」「異文化理解力」の向上を図っていきます。

今回は、障がい当事者理解を目的に、現パラ陸上(100m走・200m走)選手の山下千絵さんにお越しいただき、講演型授業を行いました。

山下さんは、小学校4年生の時に交通事故に遭い、左足の膝下を切断し、義足での生活を強いられました。当初は、義足であることが周囲に知られると、いじめられるのではないかと思い、小学校を卒業するまで隠して生活していたとのこと。中学校進学を契機に、思い切って友人に打ち明けたところ、「あっそう。」と、自分が思っているほどの反応ではなく、隠しての生活はやめたとのこと。そして、大好きだったスポーツを再開し、縁もあって陸上に取り組み始めました。義足を隠していましたが、今はむしろオープンに発信し、陸上選手として活躍する傍ら、「障がい者×スポーツ」という枠組みで健常者と障がい者が互いにを理解し合う機会をつくる活動をしています。

山下さんからは、障がい当事者になる前後のライフストーリーと現在の職業観・人生観についてお話しいただきました。そして自身の経験から「目標を持つことの大切さ」「やりたいことを発信し続けることの大切さ」を伝えてくださりました。

生徒は交通事故の生々しい話に衝撃を受け、義足を隠したい気持ちに触れてしんみりとし、山下さんの前向きなマインドに驚く姿が見られました。義足や切断された部分に触れる機会もあり、前のめりになって参加していました。当事者の取り巻く環境と気持ちを理解できる機会となり、ユニバーサルスポーツ開発にどう影響してくるのか楽しみです!

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