【グローバルコミュニケーション専攻】元ブラインドサッカー日本代表選手による講演会を実施しました!
開発途上国を舞台に社会課題の解決に取り組んでいるICNet株式会社との連携による、スポーツをツールとした社会課題解決型学習に取り組んでいます。ラオスにある障がい者への偏見を解消するために、生徒主体で誰もが一緒に楽しめる「新しいユニバーサルスポーツ」を開発し、実際に現地に渡航し、スポーツイベントを主催していきます。昨年度は開発がメインでしたが、今年度は実践と改良をメインに活動していきます。そして、この取り組みを通して、「課題解決力」「異文化理解力」の向上を図っていきます。
今回は、障がい当事者理解を目的に、元ブラインドサッカー日本代表選手の落合啓士さんにお越しいただき、講演型授業を行いました。落合さんは、10歳の頃から、徐々に視力が落ちる綱膜色素変性症にかかり、18歳で視覚障がい者になったとのこと。目が見えない事に絶望し、自ら命を絶つことを考えたことも。しかし、前向きに考えを改め25歳で、幼少期に取り組んでいたサッカーにもう一度出会い、熱中すると、2003年には日本代表に選出されました。2013年には、エースナンバー10番を背負い、キャプテンとしても代表チームを牽引してきました。現在は引退し、講演活動や松本山雅B.F.Cの監督、多文化共生社会の実現に向けた活動をしています。
落合さんからは、障がい当事者になる前後のライフストーリーと現在の職業観・人生観についてお話しいただきました。当事者の取り巻く環境と気持ちを理解できる機会となり、ユニバーサルスポーツ開発にどう影響してくるのか楽しみです!