【1・2学年】電気(テクノロジー)にできて,人間にはできない表現方法とは?~芸術鑑賞教室開催~
横浜キャンパスではキャリア教育の一環として芸術鑑賞教室を開催しました。今回は千葉大学教育学部非常勤講師の飯島淳先生に企画・監修・出演をしていただき,「音楽とテクノロジー〜身体性の拡張と表現〜」をテーマとしたステージをお願いしました。
《テクノロジー(VOCALOID)×バンド》第一部はtakapiraさんのバンド演奏です。映像と初音ミクのボーカルにバンド演奏が融合した演奏に圧倒されましたが,途中でバンドリーダー兼ボカロPでもあるたかぴぃさんからVOCALOIDの作り方レクチャーを受けました。しかも,歌唱と話し言葉の違いも聞かせていただきテクノロジーの可能性が無限にあることに気づくことができました。
《テクノロジー(マイク)×人間の声》第二部はTomokiさんのHumanBeatBoxで始まりました。Tomokiさんもパフォーマンスの後にHBBのやり方をレクチャーしてくださいました。HBBの基礎は「ポテトチップス」みんなで練習してみましょう。第二部の終わりにはtakapiraさんとTomokiさんのセッションが行われ,《音楽×協働性×表現力》を実体験することができました。
《テクノロジー×生バンド×校歌》第三部ではtakapiraさんのオリジナル曲に加え,初音ミクのボーカルでクラーク国際の校歌を演奏していただきました。コロナの影響で全く歌うことができなかった校歌ですが,新しいアレンジで聞くことができ,生徒にとっても教員にとっても新鮮な楽曲になりました。
事前学習で出された課題(電気にできて,人間にはできない表現方法とは?)に対し,「シュワシュワする音を出せる」とたかぴぃさんのレクチャーを参考にした意見や,「息つぎしないで歌える」とVOCALOIDに特化した考えを回答した生徒もいました。また,「説明を聞くだけでなく,実際に見せてくれたので分かりやすかった」「普段は聞かないジャンルだけれど,生の演奏の迫力があって楽しめた」のような感想が多くあり,生徒にとって充実した芸術鑑賞教室になりました。
ご協力いただきました飯島先生をはじめ,出演者,スタッフのみなさまに感謝いたします。