【授業】「説得力のある」文章ってなんだろう?環境問題をテーマに考え表現してみよう!
この記事のタイトルを読んで、あなたは何の教科・科目の授業だと思いましたか?
この授業、「論理国語」という科目の授業なんです。
科目横断型の学びが必要とされているのはご存じかと思います。
日本の有名な詩が英語で書かれたものを用いた問題に答えるとか、理科の問題だと思って冊子を開いたら小説文が始まるとか、さまざまな科目横断の形が実際に用いられています。
今回は、温室効果ガスの現状や未来予測を図・グラフで表現されたものを見て、
それを用いた「『説得力』のある環境問題解消プラン」を提案してもらうという授業を行いました。
図やグラフを読み取ること自体は、数学や社会の授業の中でも鍛えられているのでお手のもの。
今回はそこに「説得力」というキーワードを持たせました。「説得力」のカギは客観的データと、それらの適切な組み立て・表現です。データは教科書に載っているものですので問題ないことはお墨付き。でも、正しく論理的に表現できなければ、そこに「説得力」は生まれません。
なんとなく思うことを述べるだけでは足りないな。きちんと伝わる言葉選びはどうだろう?
どの順番で述べたらわかりやすい?誤解を生む書き方になっていないかな?言いたいことを伝える文法として誤りはない?
そんなことをグループで話し合いながら、それぞれのプランを練ってくれました。この力は社会に出ても直結します。いくら画期的なとても素晴らしいアイデアを出しても、それを他者と共有できなければ宝の持ち腐れです。そうならないように、「論理的に伝える」を意識した表現力を身につけ鍛えていきます。