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現代の教育法のジグソー法?一人一人が人に教えるメリットとは

ジグソー法とは

ジグソー法とは、教育や学習の分野において、複数の断片的な情報を組み合わせ、全体像を理解するための手法の一つです。ジグソーパズルのように、小さな部品を組み合わせて全体を完成させることから、この名前がついています。

具体的には、あらかじめ分割された情報を学習者に与え、それを組み合わせて全体像を理解させることで、自己学習能力や問題解決能力を育成することができます。例えば、歴史の出来事や科学的原理、地理的な情報など、分野によっては大量の情報を覚える必要がありますが、ジグソー法を用いることで、単なる暗記にとどまらず、自己発見や理解を促すことができます。

この手法は協調学習にも適しており、グループで情報を集め、それを組み合わせて発表することで、相手の意見を聞きながら共同作業を行うことができます。この過程で、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップなどのスキルも身に付けることができます。

ジグソー法を行う上で必要な理解

ジグソー法は情報を正確に理解させるために、きちんとした情報分析能力や整理能力が必要です。また、時間がかかる場合があるため、効率的な学習のためには適切な時間配分が必要です。

今回、教科横断学習の理科✖️技術で、ジグソー法を実施致しました。

理科は他の教科と異なり、生物、化学、物理など教科が細分化されております。その利点を用いて、ジグソー法を行いました。まず、初めに、以下のグループ分けを致しました。

  • 物理の一つの単元のエキスパートになるグループ
  • 生物の一つの単元のエキスパートになるグループ
  • 化学の一つの単元のエキスパートになるグループ

そして、一人一人が各教科のエキスパートになる事で、ジグソー法の醍醐味と言われる人に教えるエキスパート活動を行いました。

エキスパート活動とは、ある分野で専門的な知識やスキルを持った人が、その知識やスキルを活かして、自分自身や他の人々のために活動することを指します。

エキスパート活動を通して、自ら学んだ内容を人に教える事で、より知識が定着します。

したがって、本授業では、ジグソー法を用いて、知識の定着を促させて頂きました。

カワセミから発明品?

現代の技術の発展は、理科の内容が大いに関係しております。

一例を挙げますと、水の抵抗をもっとも小さくする「カワセミのくちばし」と、高速で駆け抜ける「新幹線のロングノーズ」があります。

私たちが普段利用する、静かで乗り心地の良い新幹線。その中には、自然の創り出した造形が隠れているのです。

エキスパート活動を行い、理科の知識を定着するだけでは、教科横断授業とは言えません。

カワセミのくちばしから新幹線の先端が生まれた様に、理科と技術は密接に関係しております。

したがって、教科横断授業ですので、理科の内容を定着する為のエキスパート活動を行った後、生物、物理、化学のエキスパートが揃ったグループで、意見交流を行い、理科の知識から技術の発明品を考えるまでがゴールでした。

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