【クリエイターコース】つつじがおかワイワイ冬まつりで生徒が活躍しました
つつじがおかワイワイ冬まつりとは
つつじがおかワイワイ冬まつりとは、仙台駅近くの榴岡小学校で毎年行われてきた地域のお祭りです。周辺の小学校、中学校、高校、児童館、P T A、その他団体などが集まり、学びのコミュニティづくり推進委員会を設置。祭りの企画、運営などを行ってきました。
仙台キャンパスでも、ボランティアとして当日の体験コーナーや児童の引率係などを毎年行ってきました。
ただ、新型コロナの影響で、2020年度はまつり自体が中止。2021年度は夏冬に行われていいた祭を冬のみに限定。さらに吹奏楽など、各団体がステージで披露していた「みんなの発表会」というコーナーについては通常の開催は難しいという判断になっていました。
そこで、クリエイターコースに動画の撮影、編集の依頼が入り、それを当日上映+Youtubeへの限定配信を行う形式で行うことになりました。
今年度も、2021年度に引き続き、各団体への撮影、編集、上映をクリエイターコースが担当することになりました。本番は12/17(土)に行われ、動画撮影からおよそ1ヶ月程度の準備時間になりました。
動画撮影に生徒が出向きました
動画の撮影はコースの先生の指導のもと、各団体の活動場所に生徒が出張して行われました。現場実習という形ではありますが、「仕事」としての依頼ですから、失敗はできません。木曜日に毎週行われている授業も、この撮影を一つのゴールと定めて、「機材の扱い方」「絵づくり」「カメラアングル」「音声表現」「動画編集」「テロップ等の挿入」など様々なテーマで学んできました。
当日は、一眼レフカメラの動画撮影機能を使って行われます。固定カメラと左右のアングルからのカメラを含め複数のカメラを同時に使っての本格的な撮影で、ハンディカムや携帯の動画機能では撮れない絵を素材として集めることができました。
合計5つの団体が今回参加したため、生徒たちは放課後や土曜日に時間をとって機材を抱えて撮影現場に入り、各団体の皆さんとコミュニケーションを取りながら撮影に臨みました。
動画編集は各カンパニーが責任持って制作します
素材が集まったら、キャンパスに持ち帰って編集作業です。ステージ発表を流して撮影する踊りや吹奏楽などの団体では同じ画像を同時に撮影しています。それを音声データなどを使って同期、さらに一番よく見えるアングルを厳選し、参加された人がよりかっこよく見える動画に仕上げていきます。
この編集作業は、「カンパニー制度」というコース内のグループ活動のチームごとに行われ、先輩が後輩に指導をしたり、スケジュール管理をすることで進めていきました。今年度は12月上旬に活動報告会があったこともあり、各カンパニーでは展示や発表の準備も同時並行で行う必要があり、生徒たちはうまく負担を分散しながら作業を進めていました。
動画編集は作業量もとても多く、P Cの負荷も大きい作業のため進めていくのはとても大変です。コース担当の先生からも指摘や直しが指示されてなかなか納品O Kとならず、苦労しましたが、各チームなんとか前日までにはデータを最終アップすることができました。
当日ボランティアにも参加
動画は当日、榴岡小学校の体育館で上映されるということで、動画班の仕事は前日で一段落だったのですが、祭り当日にも別の仕事があります。参加型企画として、お祭りに来場した皆さんの夢をボードに書いてもらい、それをお祭り終了後にスライドショー動画として加工して作成します。
そのため、当日は小学校内の撮影ブースに生徒が入り、子どもたちの笑顔を撮るべく奮闘しました。しっかりと声がけをしたり元気に接することは参加した生徒にとってもとても自信になりました。
また、その他、会場設営や児童の引率など様々な部分でボランティアに参加した生徒たちは大活躍。クリエイターコースだけではなく、総合進学コースの生徒も参加しました。
寒い中でしたがたくさんの方に来場いただき、大きなトラブルもなく終えることができました。
お祭りを終えて
地域連携のお祭りへの動画提供は、校内での展示物とは違い様々な問題をクリアしていく必要があります。また、外部の方へ「商品」を「納品」するという実社会で今後経験していくことを体験できていることは非常に大きな財産になっています。
コースとしての学びをこういった活動に活かすことで生徒は大きく成長することができ、自信を身につけていくことができます。これからもこういった活動をクリエイターコースでは行っていく予定です。