【スポーツマネジメント/現役Jリーガー濱田水輝選手の特別講義】
この授業では、「スポーツ×地域」を切り口に、「課題を見つけるチカラ」「自ら考えて行動するチカラ」の土台を育成していくことを目的としています。後期は、地域のプロスポーツチームと連携して、リーグ公式戦の試合運営やチームの公式イベントの運営にスタッフとして携わります。後期の3大スペシャル授業は、[①現役Jリーガーの特別講義][②大宮アルディージャ・チームフロントスタッフ特別講義][③ホーム最終節運営スタッフ実践]です。
今回、現役Jリーガーの特別講義に登壇してくださったのは、濱田水輝選手(大宮アルディージャ所属)です。アメリカ出身、埼玉とアメリカで育った濱田選手は、高校卒業後プロ入りして、2024年シーズンはプロ16年目。スポーツマネジメントの授業の外部講師であるスポーツキャリア・プロデューサー善福真凪と、スポーツキャリア面談で会いました。その際に、選手としてやりたいこと、選手外活動として取り組みたいことなどの相談を頂きました。濱田選手の「プロとしての経験を若い世代に伝えていく活動を始めたい!」という想いがキッカケとなって、特別講義が実現しました。
現在、大宮アルディージャに所属する濱田水輝選手は、ご両親の仕事による転勤で、アメリカで誕生。その後、お兄さんの影響で幼稚園のサッカークラブに所属しました。小学生時代は日本で過ごして、10歳で再び渡米し、中学時代はアメリカで過ごしました。英語がままならない濱田選手は、言葉の壁、文化の違いから、差別のようなことも経験。そういう中でもサッカーと並行してやっていたフットサルではさらなる過酷な条件下でプレーすることに。
チームメイトが全員メキシコ人。スペイン語だけが行き交う中、英語以上に話せないことから仲間はずれを経験するも、全米優勝という最高の成績も味わった。この時の経験を「サッカーが上手くなることや成長することの楽しさ、充実度の方がまさっていた。サッカーが上手くなることは楽しかったけど、レベルが上がるごとに挫折のような経験も増えていった。そして、“楽しさ”の質が変わっていった実感があった」と振り返っていました。
最後は、J3優勝のお祝いと特別講義の感謝を込めて、大宮アルディージャサポーターで、J3優勝の瞬間をホームスタジアムで見ていた生徒が代表で花束を贈呈し、集合写真を撮って終了。いよいよ11/24は、大宮アルディージャ最終節。生徒たちが試合運営スタッフとして、ホームゲームのあるNACK5スタジアム大宮へ参戦します。濱田選手をはじめ、チームの皆さんを下支えしてまいります。