【グローカル ラオス研修2日目】
グローカルという、国際協力の授業の一環でラオスに来ています。本日からいよいよ行動開始です。
まずは、ラオスの人々がどのような生活をしているのかをリサーチするため、地元の方々が利用する市場「タラート・サオ」(朝市)を巡りました。サンダルや衣服、伝統工芸品に金銀のアクセサリーに携帯のパーツから、お茶など様々なものを取り扱っていました。ラオスの通貨単位は「キープ」という単位で、おもちゃが15万キープ(日本円で約1100円)で売られていました。ブランドのおもちゃなので、少し高いそうです。



続いては、首都ヴィエンチャンのシンボルでもある「凱旋門」で集合写真を撮りました。かつてフランスの植民地だった時代に、フランスの凱旋門を模して、作られたものだそうです。隣には首相官邸がありました。

2日目のメインは、「ADDP」(アジアの障害者活動を支援する会)の運営する「みんなのカフェ」を訪問。以前、キャンパスからZoomを繋いで、交流をしたカフェに訪問しました。ここでは、ラオスで色々な障がいをもつ方々が、自立できるように、カフェのスタッフとして、各種美味しい飲み物や手作りクッキー作り、小物を販売しています。
今回は、スタッフの皆さんと一緒にラオスの手話と卓球バレーに挑戦しました。手話通訳のスタッフの方から、自己紹介や数字のレクチャーがあり、30分でラオスの手話を使えるようになりました。



卓球バレーは、ラオスで浸透した障害者スポーツで6人で、木の板を使い、ホッケーとバレーを組み合わせた競技です。スタッフの皆さんといっしょに競技を行い、親睦を深めました。
実は、ラオスでは宗教上の考え方から、障害を持って生まれる=前世で悪い行いをした罰という考えを持つ人が多く、偏見を持つ人もいます。
そこで、日本のADDPさんの活動で、偏見なく、誰もが利用できるカフェとユニバーサルスポーツの実践を行い、啓発活動を行ってきました。
さいたまの生徒たちは、以前より手話同好会に所属し、手話を覚えている生徒も多く、飲み込みが早く、帰るときには、ラオスの手話でコミュニケーションを取ることができていました。


生徒たちにとって全く知らなかったラオスという国の現状について知る良い機会となっています。
次回は「女性の障がい者の自立」について、訪問予定です。