【ラオス研修紀行】目指せ完売! 伝統工芸品の販売
連続して東南アジアのラオスにて行った、国際協力の様子をお伝えしてきました。今回は、「伝統工芸品の販売」について、紹介します。
ユニバーサルスポーツと同様に、生徒たちが主体となって、ラオスの問題を解決するプロジェクトとして1年間取り組んできました。
ラオスは経済的に、隣国のタイやベトナム・中国などから、商品や技術など、多くの産業を輸入に依存しているという問題があります。
実際に現地に行くと、広告や商品は、母国語であるラオ語の下に中国語やタイ語が併記されている現状です。


「伝統工芸品の販売」プロジェクトは、ラオスの伝統工芸品である「シン」という民族衣装「腰巻のスカート」の端切れを使用し、生徒たちがオリジナルのリメイク品を作成し、現地で販売するというものです。
生徒たちは、1年間を通して、ラオスの現状と伝統工芸品への理解やリメイク品の作成を行ってきました。
スマホケースやクッションカバー、巾着袋など、1つ1つハンドメイドで作成しました。男子生徒の中には、裁縫が苦手な生徒もいましたが、一生懸命取り組み、「買ってもらえる商品」を作りました。


そして、現地では3か所で販売を行いました。現地の高校生と協力し、ラオで説明を書き、値段設定も試行錯誤し、呼び込みました。
結果、多くの商品が売れ、利益を出すことができました。売上金は、現地の孤児の高校生たちの教育支援に役立ててもらえるように寄付を行いました。
このように、クラーク高校では、生徒たちが年間を通して、問題を把握し、アイディアを出し、実際に実践を行うことを1つの教育活動として提供をしています。