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【連載コラム】オタクの通り道 #5

CLARK NEXT Akihabaraとは

CLARK NEXT Akihabaraは、好きは最強」「好きから未来を広げようをモットーに教育を行っています。
通常の学校教育にプラスして生徒たちの興味関心に合わせた専門的な教育を受けられるのはCLARK NEXTだけ!
秋葉原の街で、他の通信制高等学校にはない学校らしさを重視し、尚且つ特化した教育を行っています。
今年度からは、各専門分野を横断して授業が受けられるようになるプロジェクト型授業もスタート!
ますます進化していくCLARK NEXT Akihabaraを是非見にきてください!

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目次

次年度からは下記の内容が全て学べる”My Project”が始動します。

オンラインを中心に、秋葉原で「サブカルチャー探究」や留年せずに「海外留学」に挑戦!

ボカロPのなり方 ②

いきなり本題に入ろう。
最初に、これが「狭き門」だということを告げておきたい。

 ボカロPになれる……というか、ゼロベースから歌モノの曲を作れるようになれる確率は、そんなに低くない。
10人いたら6人くらいはいけるんじゃなかろうか。
メロディを作ること自体は。

 で、その6人の中で「伴奏アレンジまで作れる」ようになれる確率は50%というところでしょう。
これは今まで聴いてきた音楽の量、そして楽器の演奏経験によって左右される。
ネットで「楽器は弾けなくても作曲はできる」とか書いてる記事ありますけど、まぁ嘘ではない。嘘ではないけれども、だいぶ言葉足らずだぞ!
アレンジを考えて、それを伴奏に反映させることは楽器経験がないとまず無理だと思った方がいい。詳しくは省きますが、音楽の分解と再構築ができなければならないので。

 さて、6人中3人がアレンジまでできるとしましょう。
さらにその中で「曲を書き続ける・量産する」ことができる人間、ということになると、おそらく3人のうち……いて1人。下手すりゃ0です。
1曲作れてネットにUPできればボカロP!という考え方もありますが、おそらく皆が思う姿はそうじゃないでしょ?
曲をコンスタントに作り続け、UPし続けなきゃファンも付きませんわな。

ちなみにこんなデータがある。


これはニコニコ動画が出しているもので、「ハヤカワP」つまりワタクシに関するデータですね。
この「ボカロPランク」というところを見てもらいたい。
別に自分が上位5%ということを誇りたいわけじゃない。
むしろ、自分レベルが上位5%に入ってしまうということは、「1〜2曲だけ投稿してそれで終わり」というライトユーザが残り90%以上いるよ、ということだ。
『HUNTER X HUNTER』のG.I.編で、実質ゲームを攻略できているプレイヤーは凄く少ない、というくだりがあったが、おそらくそれと同じ。
ボカロ曲をUPし続けていわゆる「ボカロP」としての活動ができている人間は、ボカロ曲投稿者の10%に満たない、という凄まじいロングテール構造が存在している。


何が難しいかって、継続すること。
曲って自身から生まれる表現なので、ちゃんと言いたいことが、世に知らしめたい自分の考えがあることが前提。
そしてそれが大量にあるのかどうかということが問われてくる。
ハヤカワPはネット上に87曲発表しており、アルバム曲も合わせると確実に150曲以上はVOCALOIDで曲を作った。
バンド時代も合わせると300曲近くは作っているんじゃなかろうか。
さすがにそれだけ作ると、もう言いたいことなんて無い。微塵もない。
継続できる人、ってのは本当に凄い。

そして売れるか売れないかは、はっきり言って時の運だ。
それが全てとは言わないが、運は多くを占める。
だとすれば、長く続けていけばいくほど、「当たり」を引く確率も上がる。
経験を積めば積むほど、不意のパスが来た時にもゴールを決められる確率は上がる。
少なくとも、1曲作って発表して、期待していた反応が得られなかったからといって投げてしまうタイプには、まぁ向かないよね。

 どうしてこんなネガティブなことを書いているのかというと、ネット上には多くの「君も簡単にボカロP!!」とかいう記事が氾濫しているから。
綺麗事もいいけれど、そんな簡単なもんじゃないよ。
それで若さ溢れる時代を無駄にしてしまうのもなぁ、と思ってしまうのだ。
それなら英単語の一つでも覚えた方が有用だろうよ

で、この文章を読んで諦めてしまうタイプの人は、本当にやめたほうがいい。多分向いていない。
そして、これを読んで「底辺Pが何か吠えてんぞ」って思える自信溢れる強気な人は、成功する可能性もあると思う。それくらいの無鉄砲さと自意識の強さがなければ、アレは生き抜けない世界です。保証はできませんが……。

次回は曲を作るのに何が必要なのか、DAWなどのアプリ関係の話をしていきます。

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