【社会実装教育】eスポーツ大会「板橋区長杯」が開催されました

2023年1月10日

CLARK NEXT Tokyoの社会実装教育とは

CLARK NEXT Tokyoにはeスポーツコース、ロボティクスコース、ゲーム・アプリコースのテクノロジーを中心に学ぶことのできる３つのコースから学びを選べます。
普段の授業内ではもちろん、校外や外部の方をお招きしてのイベントなども多数実施しています。
今回は、板橋区と連携して実現したeスポーツ大会「板橋区長杯」についてお伝えします。

板橋区長杯とは？

CLARK NEXT Tokyoは板橋区に開講２年目のキャンパスです。
開校当初より板橋区との連携を図っており、今回eスポーツ大会の開催が実現することとなりました。
このeスポーツ大会は、板橋区内の中学校に在籍している中学生を対象に開かれます。ゲームタイトルは「FALLGUYS」という、高校生のeスポーツ大会でも取り上げられるタイトルで開催することになりました。
たくさんの板橋区の中学生の皆さんにエントリー頂き、無事開催を迎えることができました。

いつもの大会と違う板橋区長杯

CLARK NEXT Tokyoの２階にはプロのeスポーツ大会を開催することのできる機材を揃えたeスポーツアリーナを完備しています。CLARK NEXT Tokyoのeスポーツコースでは、こうした充実した機材を利用し、毎年さまざまなeスポーツ大会を開催しています。
これまでのeスポーツ大会は、eスポーツ大会を運営している業者の方にお越しいただき、生徒は共同で運営をするような形で実施してきました。
しかし板橋区長杯は、CLARK NEXT Tokyoで生徒のみで運営する、はじめての大会となります。普段と違う緊張感もありますが、それ以上により主体的に準備を進める在校生の姿が印象的です。

ハプニングもありましたが何とか生徒の力で乗り越える

中学生のみなさんを迎えていよいよeスポーツ大会「板橋区長杯」の開催です。開始早々、機材トラブルに見舞われます。前々から進めてきたものの、予期せぬ事態が起こってしまいました。そんなときも生徒たちはお互いに相談し合いながら、最善の解を見つけていきます。
大会はYOUTUBE LIVEでも配信をし、生徒が司会・実況・解説を担当していました。
台本にないセリフも、落ち着いてすぐに配信を進めていきます。競技が始まると中学生たちの白熱したプレーで試合が進んでいきました。

生徒が主体的に活動をする意味

eスポーツコースはプレーの技術向上はもちろんですが、eスポーツを好きという気持ちをもとに、進路の可能性を広げることもできるコースです。eスポーツによる大会運営から「経済学」「経営学」「メディア論」「eスポーツ実況」など、さまざまな進学先につながるきっかけをつかんでいきます。
生徒が主体的に社会実装型の学びをすることで、より将来の自分の姿を探究し、具体的な進路活動にも結び付けることを目的としています。

実際に「板橋区長杯」を開催してみて見えてきたもの

最後の区の方からのご挨拶では、今回参加した中学生たちのスポーツマンシップについて触れていただきました。
「eスポーツはただのゲームではなく、スポーツと称するだけあって、スポーツマンシップにのっとり、相手のいいプレーには拍手を行うなど、初めて知ったことが沢山ありました」とのコメントから、今大会を開催し、よりeスポーツの理解を深めていただく貴重な機会となっていることが分かりました。
そして、なんといってもどんなトラブルに見舞われながらも、前向きにその現状を乗り越えようと各々が尽力する姿勢を見ることができたことは、教員としても成長を感じる瞬間でした。
次回はより安定した運営を目指しますが、今回のアクシデントに対する姿勢を大切に、仲間と協力しながら困難にも立ち向かえる力より育んでいきたいと思います。