【探究学習】「キャリア探究Ⅱ」の授業では、「東京大志学園をより良いフリースクールにするためにはどうしたら良いか?」生徒たちが企画立案・実行します!
今回紹介する授業は、「キャリア探究Ⅱ」。内閣府認定・こども教育支援財団が運営する小中学生対象のフリースクール・東京大志学園と連携し、「東京大志学園をより良いフリースクールにするためにはどうしたら良いか?」生徒たちが高校生の視点から考え、改善案をプレゼン・実行していきます。
年度が始まって最初の授業の時間では、東京大志学園(以下、大志)の先生方が参加してくださり、 さまざまなお話をしていただきました。
最初にちょっとしたゲームで緊張をほぐし、生徒同士の自己紹介を済ませたところで、大志 について知る授業が始まります。
大志についてどんなイメージを抱くか、まずは自分で調べるところからスタート。
2、3 人のグループとなり、ホームページや
SNS を通して大志に抱いた疑問点や気づいた点 を紙に書き出します。
・全学年の皆が揃って勉強をするのか?
・大志の公式 Twitter で、大志とは無関係そうなツイートをしているのはなぜ?
・生徒がもし「どうしても授業を受けたくない」というときはどうする?
etc…
その後、先生方が疑問点に答えてくださり、大志の沿革について解説されました。
解説が終わった後、ついに大志の抱える 2 つの課題が示されます。
・大志のことをもっと知ってもらうには?
・問題を抱えている子どもたちに自分の力で立つ経験をしてもらうためには?
上記の課題を解決するためのヒントとして先生方のお話もいただきながら、最初の2 時間 の授業は幕を閉じました。
茨木先生 より
「学校とのマッチングが上手くいかず、不登校になる生徒が最近増えています。生徒自身が 不登校は少数派というイメージから自分で追い込んでしまいがちですが、現在不登校は少数派ではありません。そんな生徒が気軽に参加出来て、ワクワクしながら自信を付けること が出来るプログラムを考えてもらえると嬉しいです。」
永高先生 より
「求められているモノでなければ、せっかく作ってもニーズにマッチしない物が完成してしまいます。そのような事態を避けるためには、相手の意見や考えを聞き、何に困って何を求めているかなど、物事の本質をとことん突き詰めて見極める力が大切です。」