【ペット生命科学コース】〜馬房実習〜
ペット生命科学コースは、人と動物の架け橋となりたい人、理系科目をとことん学びたい人にオススメのコースとなっております。1年生では、全員が動物について実習を中心に学んでいきます。2年生以上では、動物看護専攻と生命科学専攻に分かれてさらに好きを極めていくことができます。
馬房実習は、埼玉県東松山市の牧場で行われています。当日はあいにくの雨でしたが、カッパを着て実習に臨みした。最初は、馬房のボロ取りです。「ボロ」とは馬の排泄物(糞)です。馬は草食動物であるため、肉食動物の排泄物のような匂いはありません。清潔を保つことが最も重要であり、ボロ取りはマメに行う必要があります。ボロ取り後は、水の交換です。毎日清潔な水の提供も生き物が生きる上で必要不可欠となります。

馬房はポニーと大型馬の二つに分かれており、午前中は掃除と水やりで終わってしまいました。午後は、座学から始まります。馬について、知っているようで知らない話を改めて教わりました。馬の背後に回ってしまうとなぜ危険なのか。馬は視野が広く300度近くの視界があります。草食動物は常に肉食動物からの危険を察知する必要があり、聴力と広い視野で危険を回避します。そのため、視界の範囲外の後ろ側から急に音がした場合、馬はびっくりして敵を排除するために蹴り上げてしまいます。馬に近づく場合は正面から目を見て話しかけるように近づくと良いと教わりました。
その後、実際にポニーを外に出して、蹄の裏側の汚れ取りを行いました。先程座学で教わった方法で馬に近づき、声をかけながら脚を自ら上げてもらい、ドライバーで蹄に詰まった泥を取り除きました。

次に、ポニーを放牧し少し散歩をさせます。その後、引紐をつけ、人間と馬の距離を測りながら、「歩く」、「止まる」、「速足」などの指示を出します。人間との距離は30センチを切らないように注意します。また、「止まる」指示を出した時、人間よりも鼻先が前にいってしまうのはいけないと教わりました。馬が好きに前に出るのではなく、あくまでも人間に従うように伝えないといけません。人間に迷いがあると、馬は敏感に気づき、「自分の自由にやって良いんだ。」と判断されると人間の言うことを聞かなくなるそうです。
今回、初めて馬房実習に参加した1年生は中々思うように馬を動かすこことができず、四苦八苦している様子が見られました。普段、大動物と接することのない生徒たちは、力加減が難しい、脚が重い、などの感想があがりました。他には、まつ毛長い!、あの細い脚にあんなに大きな体が乗っているなんて。と言う声もあり、実学の重要性を改めて感じました。
