【ペット生命科学コース】ヤマザキ学園との連携授業〜リハビリテーション実習〜
ペット生命科学コースでは、ヤマザキ学園との連携授業が土曜日に行われています。今回は専門職短期大学で犬のリハビリテーションについて学びました。
最初は座学で「リハビリの目的」について学びます。昔の犬は、怪我や骨折などをした場合、一定の治療は行いますが、障害や歩行困難が残ることが殆どでした。近年では、犬の生活の質(QOL)の向上や維持を目的としてリハビリテーションの重要性が増しています。リハビリの方法は様々ですが、マッサージをはじめとして、歩行訓練やボールを使ったバランス訓練など筋肉をほぐすことで、機能回復を目指します。犬も筋肉の凝りがあるそうです。
実際に犬へマッサージをする前に、自分の体で試します。力加減は700g以内で、この700gというのがどれくらいかを秤に手を乗せて体験します。かなり弱い力だという事がわかりました。
隣同士でマッサージの練習をしました。
次に実際に犬が来てマッサージに挑戦しました。犬種によって、皮膚の様子が違うため、工夫が必要です。
その次は、「トレッドミル」という水に入ったトレーニングです。
水の中に入る事で、膝への負荷を減らして、無理なくトレーニングを行うことができます。膝の辺りまで水が入った場合、通常の膝への負荷を100とした場合、85の負荷となります。一緒に人間も入り、歩きにくさを体験しました。水中でトレーニングする事で、膝への負担を減らしながらも、水の抵抗力を利用してより筋肉へ効果的に働きかけます。この様に、犬の快適な生活を守るために、人間がリハビリを行う事が当たり前になってきました。
今回の実習は、将来動物関係の仕事に興味のある生徒には特に参考になったのではないでしょうか。