【PET介助学~殺処分について考える】
ペット生命科学コースでは、「ヒトと動物の架け橋」になれる人材を育成するために、トレーニング、生態について学んでいます。
トレーニング
トレーニングではキャンパスに犬が来て一緒にトレーニングします。トレーニング内容は、家庭のしつけから聴導犬の育成トレーニングを行っています。
生態
また生態では、それぞれの犬種の特徴からケアの仕方を学びます。9月下旬には、埼玉県にある動物指導センターへ研修に行ってきました。
この施設は、譲渡会も行っていますが、施設の中に殺処分場も併設されています。
現在、殺処分は行われていないとのことでしたが、殺処分を行うことは賛成か反対かという問いから、それぞれの意見を出し合いました。
殺処分になる基準も明確に決められているわけではなく、団体、施設によって異なります。センターから新しい飼い主のもとへ行くことができるためにトレーニングを行う、それが犬の幸せにつながることもあるということでした。
では、「犬の幸せとは」という問いで、再度、グループで話し合いました。生徒からは、
食事、運動(散歩)、水、寝床、人に理解してもらう
治療してもらえる
そこに愛情が必要である
それが犬の幸せではないかという話になりました。
犬のQOL(生活の質)を維持するためには、人が犬を理解し、特性を学ぶ必要があります。
殺処分、安楽死これは、動物の仕事に携わるうえでは、永遠に考え続けなければならない課題です。その学びをクラーク東京ペット生命科学コースで行っています。