【創立30周年】9/29、30に宇宙教育プロジェクト 特別プログラムを実施しました!
クラーク記念国際高等学校は2022年に創立30周年を迎えました。これを記念して、9月29日(木)、30日(金)に宇宙教育プロジェクト 特別プログラムの一環として、全国同時開催しました。「これまでの30年、これからの30年」をテーマに、サスティナビリティやSDGsを連想し、クラーク国際が新たに展開している「21世紀型教育」、「探究」、「宇宙教育※1」をベースに、これからの地球環境と宇宙環境を生徒たちが自ら考え、学習できる機会となるイベントです。
※1 宇宙教育
30周年記念事業の一環として、当校と東京大学大学院工学研究科、Space BDで、高校生による人工衛星開発・打上げ、及び宇宙をテーマにした探究学習プログラム「宇宙教育プロジェクト」が2021年よりスタートし、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授の指導のもと、Space BDが支援。プロジェクトアンバサダーに宇宙飛行士の山崎直子氏が就任し、高校生による人工衛星開発・打上げを実現する。同校独自のカリキュラムを通じて、未来の社会で活躍するリーダーの育成を目指しています。
目次
スケジュール
1日目 [FOR THE EARTH] 地球のためにできること | 2日目 [FOR THE UNIVERSE] 宇宙のためにできること |
開会式 | 2日目の概要説明 |
吉田校長よりあいさつ | 東京大学 中須賀教授よりメッセージ |
アルピニスト 野口健さん講演 「これからの地球環境について」 | 株式会社アストロスケール 伊藤美樹さん講演 「これからの宇宙環境について」 |
スポGOMI 全国同時開催 「地球の環境問題も、宇宙の環境問題も考える」 | 宇宙探究QUEST 「スペースデブリに対するMissionに挑む」 |
宇宙探究QUEST説明 | スポGOMI表彰式 CLARK Sat-1 愛称発表 |
[FOR THE EARTH] 地球のためにできること
野口健さん講演「これからの地球環境について」
アルピニストの野口健さんを招いて、地球上から環境問題を考えるための講演を実施いたしました。富士山やエベレストなどの清掃活動を通してみえてきた様々な地球環境問題について講演いただきました。ご自身の活動やこれからのチャレンジ、そして「地球を守る」ことに全力で臨まれた姿に生徒も真剣なまなざしを向けていました。最後にはオンラインで生徒からの質疑にも、丁寧に対応してくださり、大変貴重な時間でした。
全国同時開催「スポGOMI」
スポGOMIとは チームのメンバーと制限時間内にゴミを拾い、ゴミの量と質でポイントを競い合うスポーツです。企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。この「スポーツ」と「社会奉仕活動」の融合により、①同じ目標へ立ち向かう、②チームで力を合わせる、③達成感、④爽快感、⑤負けた時の悔しさ、⑥次は勝ちたいという気持ち、など、スポーツの持つ特有の教育効果が見込めます。
クラーク国際で行った「スポGOMI」は、制限時間内にグループごとに多くのごみを拾い、ポイント化された点数で競い合うというイベントです。多くのポイントを獲得したチームは豪華景品も!全国のキャンパスで同時開催をしました。なんとその数1,000チーム以上!この活動を通して地球を少しでもキレイに、生徒にとって新たな気づきになったのではないでしょうか。
[FOR THE UNIVERSE] 宇宙のためにできること
株式会社アストロスケール 伊藤美樹さん講演「これからの宇宙環境について」
株式会社アストロスケール様の協力のもと、スペースデブリ(宇宙ゴミ)を除去するためのアイデアや持続可能な宇宙ビジネスのアイデアを高校生たちが考えます。同社ゼネラルマネジャーである伊藤美樹さんにご登壇いただき、「これからの宇宙環境について」の講義を実施いただきました。
宇宙探究QUEST「スペースデブリに対するMissionに挑む」
伊藤さんの講義を受けて、「スペースデブリ問題を解決するために何ができるのか」をテーマに生徒同士がグループでの探究学習をベースに協働でアイデアを出し合いました。 どのグループも面白い着眼点をもち、自由な発想から取り組みを発表していました!
スポGOMI表彰式
1日目に行われたスポGOMIの全国表彰式が行われました!ゴミが多かった地域やそうでなかった地域、今回のスポGOMIを通して地球の環境を考える一環として行われたゴミ拾い、皆さんそれぞれ学び感じ取ることがあったのではないでしょうか。
CLARK Sat-1 愛称発表!
「宇宙教育プロジェクト」では「高校生たちによる人工衛星Sat-1打ち上げ運用」を目指し、宇宙探究部の生徒が、日々開発に挑戦しています。人工衛星「CLARK Sat-1」の愛称募集コンテストが9月に行われ、全国のクラーク生が応募しました。応募総数1,168件の最優秀賞は所沢キャンパスの水沢慶舟さんの「AMBITIOUS」に決定いたしました!
この2日間、通常授業とは違った、スポGOMIや宇宙探究授業と生徒たちも楽しんでいました。今後も30周年記念企画、宇宙教育プロジェクトは続いていきます。引き続き、クラーク生と宇宙探究部への応援をよろしくお願いします!