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第41回 高校生手話スピーチコンテストで第3位入賞しました!

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全国から選ばれた10名が手話でスピーチ

8月18日(日)に行われた「第41回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」で所沢キャンパス1年生の信太(しだ)さんが、第3位に入賞しました今大会では、全国から応募のあった79名の中から書類と動画による選考を通過した10名の生徒が、有楽町朝日ホールで大勢の観客を前に手話でスピーチを行いました。

多様なコミュニケーションで広がる学校生活

手話を日常的に使う信太さんは、小・中とろう学校に通っていましたが、「耳の聞こえる人達ともっと話してみたい。ろう者の可能性を広げたい」という思いで、今年4月からクラーク国際 所沢キャンパスに入学しました。日常生活では、主に音声を文字に変換するアプリを使用したり、筆談でコミュニケーションをとったりしています。授業でもアプリを活用しながら受けています。
信太さんはとても明るくポジティブな生徒で、同級生ともっと話したいという思いから『手話同好会』を立ち上げました。体を動かすのも好きで、複数の部活に所属しながら、学校生活を楽しんでいます。周りの同級生も、信太さんが授業で困っているときやグループワークの際に、手話が使えなくてもアプリや筆談でサポートしています。また、手話に興味を持つ生徒も増え、信太さんに教えてもらっています。

同級生と📸

偏見をなくすためのメッセージ

そんな信太さんですが、スピーチコンテストでは『偏見のない未来』というタイトルでスピーチを行いました。社会で活動する際、ろう者が理解されていないと感じることがあると述べました。しかし、聴者の学校に入学し、同年代との交流を通じて、聴者との壁がないことを実感しました。壁があると感じていたのは自分の偏見であると気づきました。ろう者についてもっと知ってもらうために、手話やろう者の習慣、歴史、芸術性についても伝えていき、同年代からお互いの立場を理解し合い、「偏見のない社会」を作りたいと考えています。力強く、思いのこもった手話スピーチでした。

担任の和地先生のコメント

大会を通して、信太さんがキャンパスに入学した思いを改めて知ることができ、私自身も非常に多くのことを学ぶ貴重な機会となりました。担任として、信太さんとのコミュニケーションをさらに深めるため、少しずつ手話を教えてもらっています。信太さんに「楽しい高校生活だった」と感じてもらえるよう、卒業まで全力でサポートしていきたいと思います。
信太さんと担任の和地先生の2ショット📸

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2025年には東京で「デフリンピック」が開催されます。デフリンピックは、聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会で、4年ごとに行われます。オリンピックと同じ競技ルールが適用されますが、聴覚障害者の選手が参加しやすいように、視覚的なサポートが整った環境が特徴です。大会は2025年11月15日から26日まで開催される予定ですので、ぜひ注目してみてください。

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