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【先生ver.】先生が語るクラーク国際での転・編入のリアル。安心できる居場所を得て、新しい高校生活をスタート!

目次

増加する転・編入生。その生徒たちの高校生活とは?

クラーク記念国際高等学校(以下、クラーク国際)では年間を通じて、多くの転入生・編入生を受け入れています(2023年度、2,000人以上)。高校での転校を成功させるポイントはどこにあるでしょうか。クラーク国際CLARK SMART名古屋のキャンパス長である久保先生に今、転・編入を考えている高校生に伝えたいことについて、話を聞きました。

教員インタビュー

生徒を見守る立場から。「そのままでいいよ」と伝えたい

CLARK SMART名古屋 久保キャンパス長
今の山内さん、山下さんの様子を見て、2人の成長をどのように感じていますか。

久保キャンパス長:山内さん、山下さんが転入を考えていた当時は、自信を失っている状態だったと思います。しかし勇気を出して、クラーク国際に転入し、これまで、色々なことに挑戦してくれています。最近は表情が明るくなり、話す内容も前向きになったのではと思います。最初、転・編入希望者と入学前に面談でお話するときは、本人は学校に通えなくなったことを挫折だと捉えている場合が多いです。その視野が狭くなっている状態を少しでも解きほぐせるよう、「そのままでいい。できていることはたくさんあるよ」というメッセージを送るようにしています。

高校での転・編入の最新の事情について教えてください。

久保キャンパス長:2023年度、CLARK SMART名古屋キャンパスには123人の転・編入生が入学しました。今は学び方の選択肢が多く、前向きな理由で通信制を選んだという転・編入生が増えています。コロナ禍の影響も大きいだろうと思います。自宅でのオンライン学習が広まり、「学校は毎日行くもの」という考えに疑問を持つことは不思議ではありません。自分に必要な学び方を考えたときに、通信制に答えを見出す生徒も多いのではないでしょうか。ただ、今も社会的な主流は全日制高校に通うことなので、転・編入者は高い壁を乗り越えて、本校の門を叩いてくれたのだと思います。それは保護者にとっても同じなので、通信制高校の状況や社会的な役割をお伝えし、お子さんにとって最も良い選択ができるよう、一緒に考え、サポートしたいと考えています。

インタビューの様子
入学後のコーチングは、生徒にとって大きな支えとなっているのではないでしょうか。

久保キャンパス長:コーチングでは、生徒が主体的に目標を立て、そのゴールを達成できるよう、担当教員が伴走者の役割を果たします。いかに生徒に合った目標やそのためのアクションを設定できるか、そしてフィードバックを適切にできるかが大事です。例えば、「英検に向けて1日30分勉強する」「大学進学に向けて興味のある大学を調べる」など、達成しやすい目標から始め、スモールステップを踏んで、最終的なゴールである自律的な学習者を目指します。

そもそも学校生活に不安のある生徒が多いので、最初はカウンセリング(相談)から始めることが多いのですが、それも大切なことだと考えています。教員が上から生徒を教える立場を取る「ティーチング」ではなく、担当教員は研修を受け、コーチングの手法を学びます。

最近は、全キャンパスで自身の学びや学校生活を自ら振り返る「リフレクション」を時間割に組み入れています。自分を客観視できるようになると、次のステップアップや目標達成に向けて、より主体的に取り組めるようになります。

ふだんから生徒の様子をよく見るようにしています。CLARK SMART名古屋キャンパスの職員室はオープンなスペースで、登校する生徒の顔が見えるようになっています。挨拶や声かけをすることで、生徒の表情から「今日は元気そうだな」とか「いつもと違うけど、何かあったかな」とか、それぞれの状況伝わることがあります。

転・編入者はそれぞれ学習状況が違いますが、どのように対応していますか。

久保キャンパス長:中学や高校で遅れた学習を取り戻す「学び直し」にとらわれると苦しくなります。CLARK SMART名古屋では前向きな転・編入、「未来志向」というスタンスで、生徒の希望の進路に合わせて、今、必要なことを学んでもらえるようにしています。例えば、私立大学の文系に行きたいのであれば、必要なのは英語と国語、プラス1教科くらいなので、受験に必要な科目を重点的に学べるようにします。特に転入生の場合、学力の幅が広いので、習熟度別の授業やオンライン上の学習コンテンツが有効です。生徒の状況に合わせ、中学の復習から受験対応まで、コーチング面談などの時間に話を聞いて、ニーズに合わせた学習ができる仕組みを備えています。

学校生活についても同じです。一般的に友達を作ることが当たり前で、正しいことのように考えられていますが、そうではない価値観もあります。本当に友達が欲しいかを聞くと、「一人が気楽」と答える生徒もいます。それを肯定し、「スマートスタディコースはそれでいい環境だよ」と伝えます。そのため、1人で授業を受けて、1人でお昼ご飯を食べて帰っていく生徒もいます。山下さんのように友達を作りたいという希望があれば、コミュニケーション主体の授業を勧めますし、受験勉強に集中したい山内さんのように、高校を卒業する目的が別にある場合はそれを尊重します。

転・編入者にとって、どんな学びの場でありたいと考えていますか。

久保キャンパス長:キャンパスは生徒それぞれ、自分が自分のままでいられる場になることを目指しています。人は安心・安全な居場所があってこそ、新しいことに取り組めます。そのため、まずは学校生活への不安がとれるまで、ゆっくり1つずつ小さなことを積み上げていってほしいです。そして、やりたいことが見つかったら、クラーク国際では成長できるフィールドを用意していますので、色々なことに挑戦してほしいです。


最後は3人で記念撮影をしました!

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