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クラーク記念国際高等学校と河合塾が連携、意思決定を学ぶ「進路探究」の共同授業で、生徒の進路選択の不安を軽減!

希望の進路を見つけるとともに保護者との対話が増加、2023年度は全国28拠点に拡大して展開

広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市、校長:吉田洋一)と、学校法人河合塾(本部:愛知県名古屋市、理事長:河合英樹)は、2022年度「進路探究」をテーマにした共同授業『ミライの選択』を同校の6拠点でパイロット実施しました。その結果、進路選択にポジティブな気付きや変化が得られることがわかりました。この成果を受け、2023年度は全国28拠点に拡大し、本格導入します。

本プログラム実施の様子本プログラム実施の様子
【受講後には「進路への不安度」が減少、ポジティブな変化】
本プログラムは、2021年度より開講している「スマートスタディコース」を設置している6拠点(旭川キャンパス、さいたまキャンパス、東京キャンパス、千葉キャンパス、名古屋キャンパス、福岡キャンパス)で実施。河合塾が開発した「ミライの選択」を活用し、多様化する進路選択において自己の価値観を探究し、決定する基準を数値化、コーチングと連動することによって進路決定力の向上を目指します。
河合塾が開発する進路探究プログラム「ミライの選択」は、受講生同士の対話を通して、自己が大切にする「価値観」を言語化し、「判断基準」を可視化することが特長で、前向きな進路選択を支援します。
プログラム受講後には生徒の進路選択への不安感が軽減し、親子でのコミュニケーションも増えるといった、ポジティブな変化が成果として見られました。

【受講前後のアンケート結果より】
▪進路への不安感(5段階、1に近くなるほど不安度が低い)
受講前平均4.17→受講後平均2.60と大幅に軽減。

▪進路への説明力(5段階、5に近くなるほど説明ができる)
受講前平均3.21→受講後平均3.77と、自信を持って説明ができるように。

▪保護者との進路に関する対話・コミュニケーション量
受講者の半数以上が「増えた」と回答。

▪また、将来就きたいと思う職業について「今は無い」と答えた方の
うち75%が明確に希望の進路(学部)を見出した。

アンケートの自由記述では、他キャンパスで受講する生徒との対話を通じて「視野の広がり」や「自己の振り返り」につながったという声が最も多くありました。
不安感の減少のみならず、「特技を将来にどう生かすか考えるようになった」「困るくらい選択肢が増えた」といった進路選択そのものに対する考え方にポジティブな変化が見られました。

【調査概要】
・調査期間:2022/10/11~2023/02/17
・調査機関(調査主体):クラーク記念国際高等学校
・調査対象:共同授業を受講したクラーク国際生
・有効回答数(サンプル数):回収数:23件、うち有効回答数:23件、有効回答率:100%
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査

同校での授業は、キャンパスの異なる生徒をオンラインでつなぎ、これまで関わったことのない受講生同士の対話を取り入れながら実施。2022年10月から2023年2月まで全14回。授業後にはコーチング面談で進路や授業から得た気付きを話し合う機会を設けました。

【利用者に聞いた!実際の授業後の変化(コメント)】
・名古屋校 新開先生
「何をしたいか分からないから、進路が決められない」と言っていた生徒も、半年後には、「進路を決められました!」と自信を持って報告してくれました。これは、受講を通して自身の価値観や判断基準が明確化されたからだと思います。

・名古屋校 生徒Oさん
大学の進路は「いつかは決めなきゃいけない」と焦ってはいましたが、なかなか自分一人では実行に移せない課題でした。河合塾との「進路探究共同プログラム」に参加するようになり、自分の価値観を意識して進路を考えることができるようになりました。

・名古屋校生徒の保護者Hさん
河合塾との「進路探究」共同プログラムに子供が参加し始めて、自身の進路のこと考えるきっかけとなったようです。進路選択についても、家族の間で話すようになることにもつながりました。将来を考えるために、このプログラムに参加することは良いと思いました。

【生徒の進路選択に変化、全国6拠点から28拠点に拡大して展開】
こうした成果から、2023年度はクラーク記念国際高等学校「スマートスタディコース」を対象に、全国6拠点から28拠点に拡大して授業を展開します。

【ミライの選択】
ミライの選択は、高校生の進路選択を題材に、意志決定の場面における選択の仕方を学べるプログラム。人生のさまざまなステージにおける決断の場で活かせるスキルを身につけることが狙い。最大の特長は、受講生同士の対話を通して、自己が大切にする「価値観」を言語化し、決定するための「判断基準」を可視化すること。
https://www.kawaijuku.jp/jp/research/future/choice/

全6章で構成される「ミライの選択」の概要
1:進路の現状を分析、進路選択と意思決定の関わりについて理解する
2:意思決定を行うための考え方を身につける
3:判断基準を見つけ、言語化する
4:学問を様々な切り口で知り、マップ制作することで新たな選択肢を増やす
5:自身の進路についての考えをまとめる
6:他者と情報・思考共有、進路についての結論をまとめる

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