クラーク記念国際高等学校と照来小学校が３年連続となる教育連携を締結。高校生が小学校のクラブ活動をオンライン支援。
クラーク記念国際高等学校は、新温泉町立照来小学校（所在地：兵庫県美方郡、校長：西岡教敬、以下、照来小学校）と教育連携を締結しました。両校は共通して特化型教育を重視しており、その特徴を活かしてクラーク国際の高校生たちがオンラインで、照来小学校のクラブ活動を支援することとなりました。 なお、本連携は2021年度に試験的に開始し、2022年度に正式に教育連携が締結されるに至りました。今回、本活動に一定の教育的効果が見られることから、2023年度も継続した連携となりました。
目次
■連携までの経緯
クラーク国際は、「“好き”を“得意”に」成長を促す教育を開校当初から実践してきました。さまざまな分野で専門家や企業との連携を図り、社会的で実践的な授業を展開。また、SDGsなどの社会課題に積極的に取り組み、地域社会の問題解決に教育資源を活用することを模索してきました。
一方、照来小学校は豊かな自然環境の中で、児童一人ひとりに合わせた教育を提供し、地域に根差した教育活動を展開。また、児童の興味関心を引き出す学びや社会との連携を重視し、多様な人々との学びの機会を大切に提供する場を探し続けてきました。
今回の教育連携は、クラーク国際と照来小学校の教育目的が合致し、３年連続となるものです。2021年度は3つのクラブ活動（ダンス、声優、プログラミング）を試験的に開始し、2022年度はダンスのクラブ活動に特化した連携を行いました。そして今年度の前期（5月〜9月）は、クラーク国際の東京キャンパス（新宿区高田馬場）に設置するパフォーマンスコースが、照来小学校のクラブ活動「スポーツ・ダンスクラブ」にオンラインで授業を実施いたします。
過去の教育連携では、高校生が小学生に教え、互いに学び合う場を提供しました。小学生は高校生とのつながりやダンスの学びを楽しみました。高校生は自身の理解を深めると同時に、小学生からの視点を学びました。このプログラムは双方にとって有意義な経験となりました。
連携授業実施後のアンケートにおいても教える側、教えられる側ともに100%※が満足したという結果となり、継続的に実施することで双方にとって高い教育成果を期待できることから、今回の継続に至りました。
- 調査期間：2022/10/8～10/10
- 調査機関（調査主体）：クラーク記念国際高等学校
- 調査対象：連携授業を行なったクラーク国際生、受講した小学生
- 有効回答数（サンプル数）：回収数：58件、うち有効回答数：57件、有効回答率：98.2％
- 調査方法（集計方法、算出方法）：インターネット調査、アンケート用紙への記入
■連携内容の詳細
クラーク国際の東京キャンパス パフォーマンスコースの生徒が、照来小学校のクラブ活動「スポーツ・ダンスクラブ」にオンライン授業を行います。また9月16日(土)照来小学校の運動会で、小学生が教育成果の集大成を披露する予定です。
■授業実施日
実施日：6/7(水)、6/26(月)、7/18(火)、9/4(月) 時間：14：20～15：05 対象生徒：27名 下記日程で連携授業（クラブ活動）以外に、学校間交流も行います。 ・5/29(月) 13:20～13:30 ・7/4(火) 13:20～13:30 ・8/4(金) 10:35～11：20
■担当者コメント
本年度で３年目となるオンラインダンスクラブですが、子どもたちは始まることを心待ちにしています。照来小学校は、全校生が50名という小規模な学校ですが、場所を越えてクラーク記念国際高等学校さんと交流できることに喜びを感じています。本年度も、本クラブを通して、子どもたち一人ひとりがより大きく成長することができたらと思います。（照来小学校）
クラーク国際における新たな教育として、照来小学校さんと今年度も連携させていただけることうれしく思います。新たに学校間での交流時間を設けることで、より深い学びの実践になることと期待しております。（クラーク国際）
【新温泉町立照来小学校について】
明治7年開校。兵庫県北部にある人口1万3千の新温泉町に設置。令和５年５月現在の全校児童数は5０名。GIGAスクール構想の実現に向け、一人一台タブレットを配布。インターネットを活用した授業も積極的に実施している。
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