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初のベスト4、全国へ、〝笑顔&気迫〟でブロック決勝トーナメント戦に進出!

四国総体2022への出場がかかる令和4年度全国高校総合体育大会(インターハイ)バレーボール競技大会北海道予選会が6月15日、北海道・北見北斗高校体育館ほかで開幕しました。初日の予選グループ戦に臨んだクラーク国際女子バレーボール部(深川キャンパス)は、0−2(25−27、22−25)で東海大札幌高校に敗れて初戦を落とすも、2戦目は2−0(25−14、25−6)と釧路湖陵高校に完勝。6月16日に行われるブロック決勝トーナメント戦に進出しました。

第1試合は1年生の表情がガチガチにこわばっていました。普段なら取れる相手のスパイクをレシーブできず、お家芸のサーブもネットにかけるミスが目立ちました。『絶対にオーバーする』と自信を持って見逃した相手のサーブが、コートの隅ギリギリに落ちる判断ミスもありました。「練習で見たこともない(失敗)プレーばかりで、途中で顔を上げるのが怖くなりました」と澤崎里花子コーチ。最後まで立て直せず、予選突破を2試合目まで持ち越しました。

重苦しいムードを一気に変えたのは、2戦目でスタメンに抜擢された、元気印の小林花音(2年)でした。味方に得点が入るたびに、会場全体に響く大声で喜び、コートを笑顔で駆け回りました。プレーでも強いスパイクと正確なサーブで相手のフォーメーションを崩し、流れを呼び込みました。「第1試合は(北海道大会が初めての)1年生の表情が明らかに緊張していたので、試合前に『自信を持ってプレーして!』と声をかけましたが、最後まで(雰囲気を)変えてあげられませんでした。釧路湖陵戦は『気迫と声を出すのが私の仕事』と信じてコートに入りました」と小林。夕食後、セッターの渡辺亜衣莉(2年)に毎日約1時間もトスを上げてもらって強化したスパイクと、持ち前の弾ける笑顔で、チームを救いました。

クラーク国際のインターハイ北海道大会最高成績は昨年のベスト8です。16日のブロック決勝トーナメントを3回勝てば、初のベスト4。そして全国大会出場2チームを決める17日の決勝リーグに進みます。「どうしても先輩たちの成績を越えたい」と久保花音主将(2年)。抽選会を終えた掛屋忠義監督は「一番望んでいた組み合わせ。なんとしても強敵の天塩高校に勝って、(掛屋監督の前任校で強豪の)札幌大谷高校と対戦したい」と感情をたかぶらせました。女子バレーボール部の扉を開いた先輩たちの果たせなかった壁に挑む選手たちに、引き続き熱い声援をお願いします!

【16日の試合予定】

◎ブロック決勝トーナメント戦

9:30〜 Aブロック1回戦 VS天塩高校 北海道立北見体育センター

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