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麻原捕手が打撃開眼!滋賀の上位校・綾羽に2連勝で、甲子園へ弾み!

クラーク国際は3月12日、滋賀・甲賀市民スタジアムで昨春の滋賀大会優勝校・綾羽高校と練習試合で対戦。第1試合は6−4、第2試合は18−5で勝ち、第94回選抜高等学校野球大会(3月18日から、阪神甲子園球場)1回戦の九州国際大学付属高校戦(18日、第3試合)に弾みをつけました。第2試合では、昨秋の北海道大会で4番を務めた麻原草太捕手(新2年)が3打数3安打、6打席すべて出塁と結果を出し、クリンナップ復帰をアピールしました。
第2試合の最終打席で〝もう少しでホームラン〟という二塁打を放った麻原捕手が、二塁ベース上で笑みを浮かべました。インコースのストレートを弾き返すと、打球はレフトフェンスぎりぎりまで伸びていきました。「どんなに強い真っ直ぐでも打ち返せます。(4番に)戻りたい気持ちはあります」と麻原。長打力を買われて昨年の秋の大会で4番を打ちながら、続く明治神宮大会では8番でした。この日の2試合も7番と下位打線のまま。だからこそ、本来の力が発揮でき、声が弾みました。「(打撃面では)打席に立った時に走者のいるケースが多くて『ヒットを打たなきゃいけない』と、(考えすぎて)ボールを選んでいましたが、バッティングの良さは出ていたので、心配はしていなかった」と佐々木啓司監督。麻原選手らしい鋭い打球の長打が続いたことで、指揮官も満足そうでした。
第2試合の2回裏には、1−2と逆転された後に続いたピンチの場面で「(佐々木)監督に教えていただいた」という矢のような送球で相手の盗塁を阻止し、流れを引き戻しました。遠征中に同部屋が多いWエースの山中麟翔投手(新3年)、辻田旭輝投手(同)とは、毎晩のように配球について話し合い、意思疎通をはかっています。女房役の仕事は多く、強い指導を受けることもありますが、「投手が一番の力を引き出せるよう、配球したり、サポートしたり、裏方のような役割を果たしていきたい」と麻原捕手。最高の舞台での戦いに向け、急速に成長していきます!

【第1試合】
綾羽高校 000200002=4
クラーク 03001110X=6
バッテリー:山中、辻田―麻原
二塁打:越智、山中、辻田
【第2試合】
クラーク 102012570=18
綾羽高校 021002000=5
バッテリー:新岡歩―麻原
三塁打:麻原
二塁打:越智2、藤野、新岡歩、麻原

試合後に笑顔でバットを振る麻原捕手
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