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クラーク国際だからこそ、「英検」取得に挑戦!

全キャンパス共通で行われる英語学習プログラムの一環として、クラーク記念国際高等学校が力を入れているのが、英検(実用英語技能検定)の取得だ。なぜ英検なのか? 勉強方法は? 学校のサポートは? 今年英検を受験し、合格を果たした生徒と、英検の指導を担当する教員から話を聞いた。

目次

英検「準2級」と「2級」合格者の対談インタビュー

平野さん(2年)、武藤さん(3年)にインタビューに答えてもらいました!

左:平野さん 右:武藤さん

高校で初めての英検受験、学校の対策講座で基礎固め

これまでの英検受験歴を教えてください。

武藤さん:私は高校1年生で初めて3級を受験しました。

平野さん:私も英検を受けたのは、高校に入ってからです。中学のときは部活が忙しくて、機会を逃してしまいました。1年生の間に3級と準2級に合格して、今は2級を目指して勉強しています。

武藤さん:実は高校入学当初は、特に英検を受けようとは思っていなかったのですが、クラーク国際は英語教育に力を入れているので、キャンパス全体に「みんなで英検を受けよう!」という雰囲気があって(笑)。その流れに乗せられて勉強するうちに3級に受かって、準2級に受かって、じゃあ次も頑張ろうかな、という気持ちになりました。

次の目標は準1級。前回は不合格でしたが、準1級を取得していると大学入試で英語の点数が加点されるなどの優遇制度を利用できるので、今度こそ合格したいと思っています。

「みんなで英検を受けよう!」という雰囲気があって(笑)。
英検対策はどのように進めましたか?

武藤さん:1、2年生のときは、学校がZoomで開講している「英検対策講座」を受講しました。週1回の1次試験対策講座も、2次試験直前の面接対策講座も一通り受けたので、英検の基礎は全部学校で身につけた感じです。2級からは自分で勉強しましたが、学校で習った問題傾向の掴み方や対策方法は、今も役立っています。

平野さん:私も3級と準2級受験のときは、学校の英検対策講座を受けました。Zoomだと他キャンパスの先生や生徒との授業が体験できるが楽しかったですね。

武藤さん:そうそう!いろいろなキャンパスの名前が表示されると、「みんなもがんばっているんだな」とモチベーションが上がります。

平野さん:名前を覚えていて「あ、この前の講座にも出ていた子だ」なんて思うことも。そういうことも、結構励みになりました。

「あ、この前の講座にも出ていた子だ」。そういうことも励みになった。

勉強すれば力も自信も付く英語を挑戦のためのツールに

英検受験を経て感じたことはありますか?

武藤さん:勉強を続ければ、必ず力は付くということです。初めは歯が立たなかった問題も、繰り返し練習すれば解けるようになるし、英検のスコアも確実に上がります。

もう一つは、単語学習の重要性。以前は「単語の暗記なんて、意味あるの?」と思っていましたが、単語帳を使って勉強をするようになってからは、英文を早く読めるようになり、英検でも語彙問題、長文読解問題の両方でスコアがアップしました。

 

平野さん:私は英検に合格できたことで、すごく自信がつきました。自信がつくと性格も変わって、自分で言うのもなんですが「今の私、輝いてるな」って思います(笑)。

今後の目標についても教えてください。

武藤さん:私は不登校の経験があるので、教育の仕事を通じて、昔の自分と同じような経験をしている子たちの力になりたいと思っています。夢は、かなり大きい話になるのですが、文部科学省で働くこと。海外の学校事情、教育システムを学ぶために留学もしたいです。

平野さん:来月から3カ月間、学校の海外語学研修プログラムでオーストラリア渡航するので、まずはそこでしっかり英語力を鍛えてきます! 大学は国際教養系の学部が希望。英検も入試で有利に使える準1級が最終目標です。今日武藤さんの話を聞いて、私も頑張ろうと思いました。

武藤さん:留学に行ったら、ますます英語を勉強したくなると思う。英語はいろいろなことに挑戦するためのツールになるから、楽しみながら頑張ろうね。

単語学習の重要性。以前は「単語の暗記なんて、意味あるの?」って思っていた。

英検「準1級」合格者のインタビュー

阿部さん(2年)にインタビューに答えてもらいました!

阿部さん

「たった30分」だから続いた夢は海外でロードバイクの設計

これまでの英検受験歴を教えてください。

中2のときに初めて受けたのが5級で、その後3級、準2級と受けて、今年準1級を受けました。将来、カナダの「サーヴェロ」というロードバイクメーカーで自転車の設計に携わりたくて、英語もそのために勉強しています。

英検対策はどのように進めましたか?

受験前の約半年間、毎日30分くらい勉強しました。30分は勉強を始めてしまえばあっという間なので、ダラけてしまいそうな日も「たった30分だから」と気持ちを切り替えやすい。だから挫折せずに続けられたのだと思います。

準1級受験のときの勉強内容は、過去問と単語です。過去問は英検のホームページに掲載されているものを週2回のペースで練習して、本番までに2周解き終えました。単語の暗記は毎日やりましたが、準1級の語彙問題はかなり難しくて、勉強を始めたばかりのころは選択肢の単語が一つもわからないこともしょっちゅう。もちろんいくら単語を覚えても、本番では知らない単語は出て来ます。でも知っている単語の数が増えれば、消去法も使えるし、接頭語や接尾語から意味を推測することもできるようになる。この力は、英検に限らず、英語学習全般で役立っています。

ネイティブの先生がいるので、すぐに質問できて心強い。
2次試験の面接にはどのような対策をしましたか?

学校が行っている、オンラインの面接対策講座に参加しました。講座ではネイティブの先生と一緒に過去問のマンツーマントレーニングが受けられるので、本番に近い雰囲気を体験できますし「文章は長々と続けると内容が先細りになるから、2、3文で区切ってシンプルにまとめる」とか「一つの回答の中で時制が不一致にならないように気を付ける」とか独学のときには気付かなかった回答のコツも学ぶことができました。クラーク国際には英検指導の経験が豊富なネイティブの先生がいるので、わからないところはすぐに質問できて心強かったです。

今後の目標を教えてください。

今は1級合格を目指して、英単語を覚えているところです。受験を考えれば準1級でも十分ですが、ここまで来たら1級も取りたいな、と。1級の単語は準1級よりさらに難易度が上がりますが、大学入試の長文問題にも難しい単語は出てくるので、無駄にはなりません。大学では理系の学部でロードバイクの設計に必要な知識を学び、機会があれば留学もしたいです。

英検「3級」合格者のインタビュー

鈴木さん(1年)にインタビューに答えてもらいました!

鈴木さん

1冊の参考書を短期集中学習合格は想定内。「でも嬉しかった」

これまでの英検受験歴を教えてください。

英検は中学1年生の夏に5級を受けたのが最初で、4級も中学1年生の秋に合格しました。その後しばらく間が空いて、高校1年生で3級を受験。今は準2級の勉強をしています。

英検対策はどのように進めましたか?

勉強は本番の1カ月ぐらい前から始めて、毎日2時間位。3級はレベル的にもまず合格できると思っていたので、単語学習は特にせず、苦手な文法の学習に集中ししました。教材は重要な内容が簡潔にまとめられたものを1冊だけ買って、それを試験までに1周半終えた感じです。学校の対策講座は利用していませんが、わからないところは授業の合間に先生に質問しました。

わからないところは授業の合間に質問。
合格したときの感想を教えてください。

正直、絶対受かるとは思っていても、実際に合格してみると結構嬉しかったです(笑)。高校在学中に準1級までは取りたいと思っています。

英検合格は英語を学習する上でのモチベーションにつながりましたか?

単に「英語が話せる」と言うのではなく、英検◯級と言った方が、自分の英語力をはっきり示すことができますよね。それは大きなメリットだと思いますし、そういう意味でも英検の勉強をすることには意味があると思います。

ただぼくに取って一番の学習モチベーションは、イギリスの弁護士になるという将来の夢です。もともと弁護士の仕事には興味があったし、海外にも住みたい。だったら海外で弁護士になろうと思って。イギリスの大学に進学するためには「Aレベル」という試験を受けなければないとか、日本のどの大学に入ればイギリスの大学への交換留学制度があるとか、そういったことも既に調べています。

英語に限らず、何かを上達させるためには、積極的に学ぶことが重要です。ぼくの場合は将来の夢があったこと、学習の時間や方法、教材選びなどを全部自分で決めたことが、積極的な勉強につながったように思います。

インタビューに参加いただいた全員でパチリ!

ネイティブ教員のインタビュー

ピーター・オコナー先生(東京キャンパス英語科 ネイティブ教員責任者)

オーストラリア出身。8年前よりクラーク国際で教鞭を取る。現在は東京キャンパスで授業を受け持つほか、2次試験対策講座も担当。

ピーター・オコナー先生

面接対策で実践英語も身に付く個性を大切にした指導がモットー

2次試験対策の講座で心がけているのは、テストにしか役立たない小手先のテクニックではなく、実践の場で使える知識やスキルを教えることです。2次試験のポイントである「質問の意図を理解し、正しい構造の文章で答える」ことは、コミュニケーションの基本でもあります。ネイティブが聞いて自然な文章だと感じるのはどのような英文なのか、その感覚をつかむためには英検の問題だけでなく、小説、エッセイ、ニュース記事など、たくさんの英文を読む学習にも取り組んでほしいですね。

そしてもうひとつ、私が大切にしているのが、生徒ひとりひとりの英語力に合わせた指導です。クラーク国際では、英語を含む主要教科を習熟度別に分けた授業を行っていますが、それでも同じクラスにいる生徒全員が同じレベルというわけではありません。それぞれの英語力に合わせた対応ができるよう、自習時間や放課後にはできる限り個別質問に対応しています。

どんなに簡単なテストであっても、合格するためには努力が必要です。英検に挑戦する過程で手助けが必要であれば、どんどん私たち教員を頼りにしてください。

ピーター・オコナー先生:どんどん私たち教員を頼りにしてください。

英検対策講座促進・運営責任者のインタビュー

田中 大樹先生(東京キャンパス インターナショナルコース担当)

ニュージーランドIPUNZにて国際学の学士を取得。8年前よりクラーク国際で教鞭を取る。東京キャンパスインターナショナルコース担当。クラーク国際全国のMonoxer及び放課後英検対策講座の促進・運営責任者。好きな言葉「Practice Makes Perfect (日本語では、継続は力なりを指す言葉)」。

田中 大樹先生:「合格」の2文字は、予想以上にモチベーションを上げてくれますよ。

アプリで1日20分の単語学習合格のカギは学習の習慣化

英検対策では、日々の学習を継続させる工夫も必要になります。全国のクラークで現在取り組んでいるのは、記憶アプリ「Monoxer(モノグサ)」を使った英検の単語練習を、毎日の習慣にするための活動。練習時間は朝と帰りのホームルームで各10分ずつ、そのほかにも毎週金曜日に英検の過去問を配信したり、キャンパス対抗の「英単語暗記コンテスト」や「スピーチコンテスト」を開催したり、さまざまな方向から働きかけをしています。

多くの学校では、学年ごとに受ける級が決められていると思いますが、クラーク国際では、受験する級は英語力に合わせて自分で決めることができます。それは言い換えれば、何級を受けても、必ず「仲間」はいるということ。英検を初めて受験するのであれば、まずは確実に合格できそうな級から始めてみてください。「合格」の2文字は、予想以上にモチベーションを上げてくれますよ。

英検対策講座担当者のインタビュー

竹内 舞先生(東京キャンパス インターナショナルコース責任者)

16年前よりクラーク国際で教鞭を取る。東京キャンパス インターナショナルコース責任者。通常授業以外にも全国英検対策講座を担当。生徒へのメッセージ「不合格は失敗ではない、受止めて先に進むことが大切」。

竹内 舞先生:不合格は「失敗」ではなくあくまで「結果」、そこからまた次に進むことが大切。

英検受験の意義は、学習の成果を「可視化」できること

英検受験の意義は、学習の成果を「可視化」できることだと思っています。また、日本の大学を受験する場合、英検2級以上を持っていれば英語の試験で加点や免除を受けられるのは、非常に大きなメリットです。

英検は「英語を使って、自由にコミュニケーションが取れるようになる」というゴールの手前にある、中間地点のようなもの。まずは中間地点を目指して頑張ることで、生徒は正しい学習の方向性や学習意欲を維持することができます。

英検を通じて、生徒の成長を感じることも多いですね。不合格になって悔しいと思う気持ち、次の英検になんとしても合格したいという気持ちを味わった生徒は、私たち教員が少し後押しをしてあげるだけでどんどん力を伸ばします。もちろん試験ですから、精一杯やっても不合格になることはありますが、1度や2度不合格になったくらいで諦めないでほしい。不合格は「失敗」ではなく、あくまで「結果」。結果を受け止め、足りなかったところを分析し、そこからまた次に進むことが大切なのです。

さいごに


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