大阪の
通信制高校について

中学校卒業後の進路の一つである通信制高校。大阪府内だけでもたくさんの通信制高校があります。大阪の通信制高校ならではの学費支援制度や進路状況について参考にしてください。

大阪府内の高等学校に進学する際の学費について

大阪の通信制高校や高等専修学校へ進学するにあたり、大きく２つの学費支援制度を受けることができます。

就学支援金制度
就学支援金制度は、高等学校等就学支援金とも呼ばれ、家計の負担を軽減し生徒の就学を支援する制度です。授業料の支援を目的とし、返還不要であり、約8割の生徒が利用しています。2020年の制度改革により、実質無料化する世帯が増加しました。支給は国から都道府県を経由し学校に直接行われ、生徒や保護者が直接受け取ることはありません。教育の機会均等を促進することを目指しており、所得や家庭構成などを基準に支給対象を選定します。
授業料支援補助金
大阪府内に住む生徒と保護者が、国の「就学支援制度」の対象校である「就学支援推進校」に通っている場合、大阪府が提供する「授業料支援補助金」が就学支援金に上乗せ補助されます。

・年収が590万円未満の世帯
　授業料が年60万円まで補助され、60万円を超える部分は学校が負担するため、実質授業料は無償となります。　
・年収が590万円以上800万円未満の世帯
　保護者の負担額は、扶養する子どもが1人の場合は一律20万円（年額）、2人の場合は一律10万円（年額）、3人以上の場合は負担なしとなります。※授業料が年60万円未満の場合も同様
・年収が800万円以上910万円未満の世帯
　子どもの数により一部補助金があります。

詳細は大阪府のウェブサイトでご確認ください。

大阪府の通信制高校の卒業後の進路状況は？

通信制高校を選ぶ際には、卒業後の進路状況も重要なポイントです。大阪府の通信制高校の進路状況を比較することで、自分に合った高校を選ぶための参考にしていただければと思います。

令和4年度大阪の学校統計（学校基本調査各報）によると、大阪府の通信制高校の卒業者数は5,802人で、大学や短大などの進学者が1,161人、専修学校等進学者が1,540人、就職者等が1,303人となっています。

大阪の通信制高校の大学進学率について

令和4年度大阪の学校統計（学校基本調査各報）によると、大阪府の大学等進学率は66.6%で、前年よりも2.3ポイント上昇しました。これは過去最高の数値となっています。全国の大学等進学率は59.5%となっており、全国の平均よりも7.1ポイント高くなっています。（全国3位）
大阪府の通信制高校の大学等進学率は20.0%で、前年よりも4.0ポイント上昇しています。